キーサイト・テクノロジーは、5G向け部品やモジュール製品を低コストで効率よく開発することを可能とする次世代統合型ネットワークアナライザとして、ベンチトップ型の「E5080B ENA」、USB型「P50xxAシリーズ」、PXI型「M980xAシリーズ」を発表した。

これらはいずれも内蔵パルスジェネレータと変調器、スペクトラム解析、タイムドメイン解析を1つの測定器内に搭載することで、追加ハードウェアなしでさまざまな特性評価を可能としており、特にP50xxAシリーズおよびM980xAシリーズは、周波数レンジが100kHz~53GHzと、5G NRのFR2周波数に対応するモデルも用意されている。

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  • 次世代統合型ネットワークアナライザの概要

また、ベンチトップタイプのE5080Bの周波数レンジは9kHz~20GHzだが、従来ENAシリーズと比べて奥行きを半減させており、ラボ内でも測定作業の容易化を図ることを可能としている。

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    ベンチトップタイプのネットワークアナライザ「E5080B」の利用イメージ (提供:キーサイト)

なお、これらのネットワーク・アナライザ向けとして、以下の測定アプリケーションソフトウェアが用意されているという。

  • 自動フィクスチャ除去
  • タイムドメイン解析
  • 基本的なパルスRF測定
  • スカラーミキサ/コンバータ測定
  • 利得圧縮測定
  • スペクトラム解析