NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は12月12日、同社の自然言語解析技術を活用したAIサービス「COTOHA」シリーズと、アマゾン ウェブ サービス(AWS)が提供するクラウド型コンタクトセンターサービス「Amazon Connect」との連携を2019年第1四半期に開始すると発表した。

「COTOHA」シリーズは、NTTグループの日本語辞書およびAI関連技術「corevo」と、NTT Comが独自開発した自然言語解析技術を核にしたAIサービス群。

今回提供されるソリューションでは、対話型AIエンジン「Communication Engine"COTOHA Virtual Assistant"」や「Communication Engine"COTOHA API"」を、コンタクトセンターの機能として実装することができる。

同ソリューションは、「Amazon Connect」で受けた電話などの音声情報を、直接「COTOHA」に引き継いで処理を行う。今回の連携により、費用のかかる設備やオペレーターなどの人材をそろえなくても、応対シナリオの設定を行うだけで、AIによる自動応答を主体としたコンタクトセンターの開設ができるようになる。

これにより、繁忙期に限定した臨時のセンターや、AIによる24時間対応のセンターなど、従来は難しかった顧客接点の実現に貢献するとしている。