東芝デジタルソリューションズは8月30日より、産業機械・設備の見える化・遠隔監視サービスである「IoTスタンダードパック」の機能・サービス拡張版を提供することを発表した。マイクロソフトのクラウドプラットフォームMicrosoft Azureを適用するとともに、利用者の要望に応じて選択可能なメニュー構成にしたという。
「IoTスタンダードパック」は、東芝のIoTアーキテクチャーSPINEX(スパインエックス)に基づくクラウドサービスで、産業機械や工場、ビル、プラントなどの付帯設備の稼動状況などの見える化と遠隔監視を可能としている。
産業機械や設備の見える化・遠隔監視においては、対象機器や拠点の増加に伴う規模の拡張や、業務効率化や省人化といった利用者の業務課題の解決に対するアプリケーション開発が求められている。また、産業機械や設備の多様化に伴い、IoT化に求められる技術要件も増えているのが現状だ。
今回、提供を開始する「IoTスタンダードパック」の新たな機能・サービスは、Microsoft Azureの適用により、スケーラビリティを確保し、スモールスタートから始めても規模の拡張が容易になるほか、収集したデータを活用し、利用者ごとのアドオンアプリケーション開発やMicrosoft Azure上のさまざまなアプリケーションとの連携が可能になるとのことだ。
さらに、従来のオールインワンパッケージの提供形態から、必要な機能やサービスを選択・利用していただける商品メニュー構成に刷新するとともに、新たな機能・サービスを追加し、利用者の要望に柔軟に対応していくとしている。