河村電器産業とシュナイダーエレクトリックは、今後一層の拡大が見込まれる大規模データセンター(DC)向けに、共同でカスタマイズ可能なラックを開発し、12月11日より販売開始すると発表した。

両者は2015年からデータセンター、サーバールーム分野で協業をしており、両社の製品を組み合わせた製品を販売している。 新たなラックは、標準仕様では対応できない使用用途や設置環境に柔軟に仕様変更が行え、最少1台からカスタマイズ可能なだけでなく、今までラックをカスタマイズする場合は約カ月かかっていた製造納期を、最短で約1週間に大幅に短縮した。

さらに、シュナイダーエレクトリックのUPSやラックマウトPDU(ラックに搭載しサーバーなどに電力を供給する電源タップ)、空調設備にも容易に対応できるようにデザインされている。また、震度7クラスの地震の1.25倍の揺れに相当する耐震試験をクリアした堅牢性を持つという。

幅(mm)は600、700、800、奥行(mm)は900、1000、1070、1100、 1200、高さは36U、42U、 47U、50Uの選択肢がある。