米FireEye(ファイア・アイ)は2月15日(現地時間)、同社のエンドポイント・セキュリティ・ソリューション「FireEye Endpoint Security」の機能強化を発表した。

同製品は、高精度のアラート、FireEye iSIGHT インテリジェンスによるコンテキスト情報、数十万件のエンドポイントに対応可能なフォレンジック機能と調査機能により、エンドポイントの保護・対応を高速化・シンプル化できるよう開発されているという。

また、防御機能、検知機能、対応機能を単一のエージェントにシームレスに統合することで、顧客企業の導入作業を簡素化し、エンドポイントへのパフォーマンスへの影響を抑えることも可能としている。

機能強化では「Exploit Guard」の行動分析機能を活用する形で、Microsoft Windowsに対する脅威を検知・対応する防御機能が追加したほか、Mac OSのエンドポイントもサポートする。今回、強化した機能は2017年にFireEye Endpoint Securityの顧客企業を対象に予定されている無料アップグレード・キャンペーンの第1弾として、包括的なEndpoint Protection Platform(EPP)を提供するとしている。

なお、2017年に予定されているそのほかの強化機能として、アンチウイルス(AV)機能による既知マルウェアからの保護、仮想アプライアンスまたはクラウドでの提供、行動分析機能と機械学習機能の拡張による未知のマルウェアやエクスプロイトからの保護、Linuxサーバのサポートが含まれている。