サイバネットシステムは10月26日、同社の技術協力により、Skyが開発・販売するクライアント運用管理ソフトウェア「SKYSEA Client View」と、チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズが開発・提供するハードディスク暗号化ソフトウェア「Check Point Full Disk Encryption」の製品連携が実現したと発表した。これにより、管理者は負荷の軽減と同時にセキュリティレベルを向上させることができるという。

SKYSEA Client Viewは、ログ管理、セキュリティ管理、デバイス管理といった「情報漏洩対策」に必要な機能をオールインワンで搭載したソフトウェア。クライアントPCだけではなく、オフィスのネットワークに接続されたIT機器の一元管理が行える。また、組織における標的型攻撃やランサムウェアへのリスク対策や、マイナンバーの安全運用をサポートする機能なども提供する。

Check Point FDEは、ハードディスク上に保存されている暗号化するソフトウェア。起動前認証機能を採用し、万が一紛失や盗難が発生した場合でも情報漏えいの発生を防止する。

今回の連携により、Check Point FDEをインストールしたクライアント端末は、SKYSEA Client Viewの管理機の画面で暗号化(暗号化/非暗号化)の状態を確認できる。

暗号化状態(暗号化/非暗号化)の可視化

また、Check Point FDEをインストールしたクライアント端末は、故障した場合でもリカバリファイルを使ってハードディスク全体の復号が可能。SKYSEA Client Viewでは、復号に欠かせないリカバリファイルは自動収集されるため(ファイルはマスターサーバに保管される)、万が一の場合でも安心だという。

リカバリファイルの収集・管理