ブルースターは5月27日、SecPointの脆弱性診断ツールを日本市場に投入し、日本の脆弱性診断ベンダーおよび一般企業への販売を6月1日から開始すると発表した。この脆弱性診断ツールを用いることで、ソフトウェア、ハードウェアの両面からインターネットの脆弱性の発見が可能になる。

SecPointは、脆弱性診断ソリューション供給の専業ベンダーとして15年の歴史を持つデンマークの企業。このツールでは、外部サービス向けの診断、社内情報通信機器の脆弱性診断などを必要に応じてプルダウンメニューから指定することで、脆弱性診断の専門スキルがない人でも高い品質の診断が行える。登録されている脆弱性情報は現在6万件強で、月間500件以上が追加されている。また、700件以上のエクスプロイトも診断できるという。

サービス価格は、4つのIPを同時に監査するライセンスで年間20万円弱、無制限で300万円弱となっている。同ツールはクラックツールとしても利用可能であるため、販売先は法人に限定される。なお、販売先を特定するため販社制度はとらずブルースターからの直販のみとなる。初年度販売数では500セット、売上5億円を目指す。

仮想版とアプライアンスの両方を必要に応じて用意

視認性が高いユーザーインタフェース

診断設定はプルダウンで容易