日立ソリューションズは11月27日、企業間連携の拡大やセキュリティ脅威の複雑化を背景に、情報漏洩防止ソリューション「秘文」のコンセプトを刷新し、製品体系を2015年春に一新すると発表した。
新たな製品体系は、セキュリティ対策の目的に合わせて、情報の漏洩を防ぐための「出さない」「見せない」という考え方と、万が一、情報漏洩が発生した場合の漏洩拡大を防止するための「放さない」という考え方に基づき、3つの体系から構成される。
また、情報流出が起きた際もファイルを失効させることで情報漏洩の拡大を防止する製品として、「秘文 Data Protection」を12月26日から提供開始する。
具体的には、パスワードを設定することで、簡単に保護されたファイルを作成することができ、保護されたファイルは、参照時に編集、印刷、内容のコピー・プリントスクリーンが禁止されるため、二次利用を防ぐことができる。閲覧者は、パスワードを入力して保護されたファイルを閲覧する。
保護されたファイルは、作成者側が閲覧を停止させ失効させることができ、閲覧者がパスワード認証に連続して失敗するなど、ファイルの流出が疑われる操作が検知された場合は、通知メールが管理者に届く。
「秘文 Data Protection クライアントライセンス」の価格はクライアントPC1台当たりの年間使用料とサポート費用含み、年額4000円となっている(最小購入数は100ライセンス)。