キヤノンは、インクジェットプリンタ「PIXUS」(ピクサス)の新製品として、A3ノビ対応のプロフェッショナル向け最上位モデル「PIXUS PRO-1」を6月に発売すると発表した。価格はオープンで、同社オンラインショップでの販売予定価格は12万8,000円。

「PIXUS PRO-1」

同製品は、12色の新インクを採用し、従来機種「PIXUS Pro9500 Mark II」と比べて色域が向上するほか、色鮮やかさによる立体感・奥行き感が得られるというインクジェットプリンタ。モノクロプリントでは、5色の黒系インクを打ち分けることで、暗部の濃淡の微妙な違いが表現できるとのこと。

また、新採用された透明インク「クロマオプティマイザー」を紙上のインクの上から打つことで、プリント表面の段差を低減して均一な光沢感を得ることができる。さらに、適正なインクの組み合わせとインク滴の配置を選択するOIG System(オーアイジーシステム)も導入し、高画質写真プリントへの高いニーズに対応するとしている。

従来機種と比べ約2.5倍の大容量インクタンクを搭載し、チューブ供給方式のオフキャリッジインクタンクシステムを採用。新プリントヘッドのノズル数は、従来の7,680ノズルから1万2,288ノズルへ増加され、A3ノビフチありカラー印刷は従来機種に比べて約1.8倍の約4分20秒を達成する。

最高解像度は4,800×2,400dpi、インク滴サイズは全弾4pl、対応インターフェイスは100BASE-TX / 10BASE-T、およびHi-Speed USB、トレイ類を含まない外形寸法は695(W)mm×462(D)mm×239(H)mm、質量は約27.7kg。