キヤノンとオセ社は、初の共同開発製品としてオセ製プリンターコントローラーを搭載したプロダクション向け複合機を開発したと発表した。

共同開発製品

キヤノンは2009年11月にオセを連結子会社化することを発表し2010年3月にキヤノングループの一員として迎え、技術・製品面での補完関係構築に務め、事業基盤の強化を図っている。

このたび両社により初めて共同開発された製品は、オフセット印刷に迫る高画質・高精細を実現し高い生産性を誇るキヤノンのプロダクション向けカラー複合機「imagePRESS C7010PVシリーズ」に、オセの「PRISMAsync」コントローラーを搭載したモデル。

PRISMAsyncは、プリントジョブ管理機能を備えたプリンターコントローラー。用紙坪量や用紙サイズ、後処理方法などを考慮して印刷時間のほか用紙補給や消耗品好感などのタイミングを予測することが可能なため、印刷ジョブを効率よく処理し、ダウンタイムの最小化を図ることができる。複合機側でも立面操作部に操作しやすい15インチTFT液晶フルカラータッチパネルを新たに採用し、PRISMAsyncの快適な操作を実現する。

今後、北米および欧州で発売を開始し、日本でも順次発売していくとのこと。