横河電機は2月9日、2月8日に開催した同社取締役会において、同社の半導体テスタ事業を2011年4月1日付けで分社することを決定したことを発表した。

分社化の方法としては、2011年3月中に100%出資子会社を設立、同4月1日に同社への事業譲渡という形がとられる予定。

新会社の社名は「横河テストソリューションズ株式会社」で、代表取締役社長には横河電機の執行役員でATE事業部長である河田泰紀氏が就任する予定。

なお、横河電機では分社の目的を、「利益体質への転換を図るため、固定費削減による経営効率の向上と事業ポートフォリオの見直しを中心とする事業構造改革施策を実行中であり、中でも、市況の悪化により赤字となっていた半導体テスタ事業の事業構造の見直しが最優先経営課題となっていた。今回の分社にあわせ、同事業に従事している約300名の従業員を約180名に縮小し、固定費を削減することで黒字化に向け事業基盤を強化するとともに、他社とのアライアンスなどの締結に向けた意思決定を可能とする組織体制を構築することを目的とする」としている。