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Webブラウザの発展という面で考えれば、複数のWebブラウザのシェアが拮抗して競争したり、開発競争をおこなって性能を向上させていくというのは心強いことではある。Webブラウザはこれまでにないほど主体が混在する状況にあり、開発競争は加熱している。新しい機能の投入やJavaScript実行処理速度の向上など、エキサイティングなリリースが続いている。

しかしWebサイトを開発する開発者やデザイナの方からしてみれば、Webブラウザが複数種類あるというのは悪夢といえる。主要なIEでだけ動作試験をおこなえばよい時代はもはや過ぎ去り、現在はより多くのWebブラウザで動作試験をしなければならない。

そうした場合に使えるサービスやテクニックがSitePoint: How to Build the Best Browser Test Suiteで紹介されている。次の5つの主要ブラウザとそのバージョンで99%のユーザをカバーできるとしたうえで、試験するための3つの方法を紹介している。

  • IE6, IE7 (IE8はいずれ登場)
  • Firefox 2, Firefox 3 (Firefox 3.5もいずれ登場)
  • Safari 3 (Safari4もいずれ登場)
  • Chrome 1
  • Opera 9

紹介されているテクニックは次の3つ。

  • 複数のOSと複数のブラウザの組み合わせでどういったように描画されるのかを自動的に調査するオンラインWebサービスを活用する (BrowserShotsCrossBrowser TestingLitmusBrowserCamIE NetRendererBrowsrcamp)
  • IEやそのほかのWebブラウザを複数のバージョンを混在させてインストールするための方法やツールの紹介
  • 仮想マシン (VMware、VirtualBox、Virtual PC)を使って複数のWebブラウザを利用する

基本的にIEはひとつのバージョンしかインストールできないが、工夫することでどちらも使えるようにはなる。最大シェアを誇っているだけに少なくともIE6とIE7の双方はチェックしておきたい。また複数のOSとWebブラウザにおける画面スナップショットを作成できるWebサービスは利用も簡単でチェックも効果的だ。より進んだサービスを受けるには有償サービスを利用する必要があるが、費用対効果が見込めそうなら利用を検討する価値がある。