注文住宅は、まずハウスメーカー選びからスタートしますが、「悪質な業者だったらどうしよう」「きちんと理想が反映してもらえるだろうか」と悩み、依頼先がなかなか見つからない人も多いのではないでしょうか。
この記事では、やめた方がいいハウスメーカー・工務店の特徴15選を、具体的な見分け方とともに詳しく解説します。さらに、実際に起きた大手メーカーの不祥事事例や、契約前に確認すべきチェックリストも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
やめた方がいいハウスメーカーだけでなく、ハウスメーカー・工務店のおすすめランキングを知りたい人、詳しく比較したい人は以下の記事を参考にしてください。

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- 「やめた方がいいハウスメーカー・工務店の特徴15選」では、避けるべきメーカーの特徴を具体的な見分け方チェックポイントとともに解説。自分が検討中のメーカーに当てはまらないか確認できます。
- 「実際に起きた大手ハウスメーカーの不祥事・トラブル事例」では、国土交通省の公的情報に基づく事例を紹介。大手だから安心とは限らない理由と、欠陥住宅を防ぐための方法を解説しています。
- 「契約前に確認すべきチェックリスト」で10項目を一覧化。ハウスメーカー選びの失敗を防ぐ実践的なツールとして活用してください。
他のハウスメーカーの評価や評判が気になる人は、おすすめハウスメーカー・工務店ランキング30社を紹介した記事でまとめて比較できます。ぜひご覧ください。


やめた方がいいハウスメーカー・工務店の特徴15選
注文住宅は一生に一度の買い物ともいわれる高額な投資です。しかし、ハウスメーカー選びを誤ると「理想と違う家が建った」「アフターサービスを受けられなくなった」といった取り返しのつかない事態に陥る可能性があります。
ここでは、やめた方がいいハウスメーカー・工務店に共通する15の特徴を、具体的な見分け方とともに解説します。
①気密性・断熱性を重視しないハウスメーカー
気密性・断熱性は住宅の快適性を左右する重要な性能です。2022年には住宅性能表示制度が改正され、断熱等性能等級の上限が4から7に拡大されました。さらに2025年4月からは省エネ基準適合(等級4以上)が全新築住宅に義務化されています。
こうした流れのなかで、気密性や断熱性への取り組みが消極的なメーカーは、技術力の不足やコストカット優先の姿勢が疑われます。
見分け方チェックポイント
- UA値(外皮平均熱貫流率)やC値(相当隙間面積)の数値を具体的に説明できるか
- 断熱等級5以上(ZEH基準相当)の施工実績があるか
- 使用する断熱材の種類や施工方法について詳しく説明してくれるか
②耐震等級3の取り扱いがないハウスメーカー
耐震等級は、2000年施行の品確法(住宅の品質確保の促進等に関する法律)に基づく住宅性能表示制度で定められた指標です。
| 耐震等級 | 基準 | 求められる水準 |
| 等級1 | 建築基準法レベル | 数百年に一度の地震(震度6強〜7程度)で倒壊しない |
| 等級2 | 等級1の1.25倍 | 学校・病院等の避難施設に求められる水準 |
| 等級3 | 等級1の1.5倍 | 消防署・警察署等の防災拠点に求められる水準 |
耐震等級3の取り扱いがないメーカーは、構造計算や設計の技術力に不安が残ります。なお、2025年4月の建築基準法改正により、木造住宅(一部を除く)で構造計算の審査対象が拡大されました。耐震等級2以上は地震保険の割引対象にもなるため、将来のランニングコストの観点からも重要です。
見分け方チェックポイント
- 耐震等級3を標準仕様で提供しているか
- 構造計算書を発行してもらえるか
- 制震装置や免震装置のオプション対応があるか
③財務状況が怪しいハウスメーカー
財務状況に不安があるハウスメーカーに依頼するのは避けましょう。完成前に倒産する危険があるほか、完成したとしても保証を受けられなくなる恐れがあるからです。
建築費用の支払いスケジュールは一般的に契約時10%、着工時30%、上棟時30%、引き渡し時30%です。契約時に50%以上の支払いを求められる場合は、資金繰りが厳しい可能性があるため注意が必要です。
見分け方チェックポイント
- 上場企業なら、決算情報や受注速報で業績を確認する(受注が継続的にマイナスなら要注意)
- 非上場でも「住宅完成保証制度」(住宅保証機構)への登録があるか確認する
- 前払い金の割合が極端に大きくないか
- 施工途中の建物が放置されている現場がないか
受注速報とは
受注速報は、ハウスメーカーが株主に対して公開する契約実績のことです。受注速報がマイナスまたは目標から大きく乖離する状態が継続している場合、ハウスメーカーは自転車操業状態の可能性があります。
倒産リスクだけでなく、十分な打ち合わせをしてもらえず希望が反映されない恐れがあるため、受注速報は慎重にチェックしておきましょう。「ハウスメーカー名 受注速報」で検索すれば閲覧できます。
④長期保証・アフターサービスが手薄なハウスメーカー
品確法により、新築住宅の構造耐力上主要な部分と雨水の浸入を防止する部分については、引渡しから10年間の瑕疵担保責任が義務付けられています。この10年間は法律で保護されますが、それ以降の保証はメーカーごとに大きく異なります。
保証期間は大手なら30~60年ですが、中小では法定の10年間のみが目安です。保証期間中は無償で定期点検を受けられ、必要に応じて有償メンテナンスを依頼できます。
見分け方チェックポイント
- 長期保証の対象部位と期間(構造・防水でそれぞれ何年か)
- 保証継続の条件(有償メンテナンスが必要かどうか)
- 設備保証の期間(通常2〜10年)
- アフターサービスの内容(24時間対応窓口、定期点検の頻度など)
- 保証書を書面で発行してもらえるか
⑤強引な営業をするハウスメーカー
次に挙げるように強引な営業によって契約を急かすハウスメーカーは、要注意です。
- 頻繁な営業電話や突然の訪問
- 「今月中に契約すれば値引きします」など判断を急かす言動
- 高圧的な態度で質問しづらい雰囲気をつくる
- 十分な検討時間を与えない
施主の都合を考えない営業担当者には、住まいの希望も十分に伝えられない可能性が高いといえるでしょう。疑問や問題もクリアにならないまま着工するリスクもあります。
見分け方チェックポイント
- 初回面談で即決を迫られないか
- 「他社の見積もりも取りたい」と伝えたときの反応はどうか
- 質問に対して丁寧に回答してくれるか
⑥値引きやキャンペーンを過度にアピールするハウスメーカー
「今契約すれば値引きします」などと決断を急がせる営業や、オプション無料などの大型キャンペーンにも注意しましょう。お得アピールの背景には次のような事情がある可能性が高いからです。
- 自転車操業状態で契約を急いでいる(倒産リスクがある)
- 最初に高額な見積もりを出しているだけで、値引き後の価格が本来の価格
見分け方チェックポイント
- 見積もりの内訳が詳細に記載されているか
- 値引きの根拠を明確に説明できるか
- 他社の見積もりと坪単価ベースで比較して妥当か
⑦説明が不十分・正直ではないハウスメーカー
営業担当者の「できます」を信じすぎないようにしましょう。実現が難しい要望に対しても契約を取るために安請け合いし、契約後に「やはり対応できません」と翻されるケースがあります。解約しても手付金が返ってこないなど、泣き寝入りになる恐れもあります。
理想を伝えたあとで、実現可否の理由まで正直かつ丁寧に説明してくれるハウスメーカーを選びましょう。言葉を濁したり、別の話をしてごまかしたりする場合は注意が必要です。
見分け方チェックポイント
- できること・できないことの理由まで丁寧に説明してくれるか
- 不利な情報(デメリットや追加費用の可能性)も隠さず伝えてくれるか
- 口頭の約束を書面や議事録で残してくれるか
⑧予算にあわせた提案ができないハウスメーカー
高グレードのものばかりを提案してくる、予算にあわせた代替案を提示できないなど、打ち合わせの段階で問題があれば依頼をやめるのが無難です。
予算オーバーの状態で無理に契約すると、住宅ローンの返済が生活を圧迫したり、コストカットせざるをえずに結果的に低スペックの住宅になってしまったりします。提案力のあるハウスメーカーであれば、可能な限り理想に近づける提案や代替案を提示してくれるでしょう。
⑨資材・設備の取り扱いの幅が狭すぎるハウスメーカー
資材や設備の取り扱い幅が狭すぎると、注文住宅であっても画一的になり理想をかなえにくいといえます。キッチンや外観など、こだわりが強い部分に多くの選択肢が用意されているハウスメーカーを選びましょう。
ただし、選択肢が限られていることはデメリットばかりと言い切れません。ハウスメーカー側としては同じ資材や設備を大量購入することでコストダウンを実現できるため、費用を抑えて注文住宅を建てたい人にはメリットです。取り扱い幅が狭すぎる場合は考えものですが、ある程度制限されているくらいであれば費用面のメリットもふまえて検討しましょう。
⑩他社の悪口を言うハウスメーカー
他社の悪口を言うハウスメーカーは避けましょう。自社に強みがないために、他社を下げて自社を良く見せようとしているに過ぎません。悪口の内容に根拠がなかったり、虚偽であったりするケースも多くみられます。
信頼できるメーカーは、他社の悪口ではなく、自社の強みや実績をもとに提案してくれます。強みのないハウスメーカーに依頼しても理想はかなえられないため、他社を検討することをおすすめします。
⑪担当者が頻繁に変わる・人によって説明が異なる
担当者が次々に変わる、あるいは新たな人が増えるたびに説明も変わるようでは信頼性に欠けます。このような場合、次のようなリスクがあります。
- 引き継ぎが不十分で、伝えた要望が施工に反映されない
- 担当者ごとに説明内容が異なり、どれが正しいかわからなくなる
- 施工担当者に要望が十分に伝わらず理想とは異なる家が建つ
- 修復が困難なミスにつながる可能性がある
担当者や説明内容がコロコロ変わるハウスメーカーとは契約しないようにしましょう。それでも改善しない場合は、社内体制自体に問題がある可能性があるため、他社の検討をおすすめします。
⑫担当者との相性が悪い
担当者との相性が悪いと希望を伝えづらく、不安や疑問も解消しづらくなります。次のような場合は担当者の変更を申し出ましょう。
- 自分の意見ばかり押し付けてくる
- 家族全員の意見を聞いてくれない
- 希望や質問を伝えづらい雰囲気がある
- 理由ははっきりしないが信頼できないと感じる
- 連絡の頻度・タイミングが合わない
もし担当者を変更してもなお相性が悪い場合は、ハウスメーカーの営業方針や社風自体が合わない可能性があります。そのときは他社を検討することをおすすめします。
⑬SNS上の評判が悪い
SNSにはハウスメーカーに対する率直な口コミが多く投稿されています。トラブルや不満に関する口コミが目立つメーカーは、慎重に検討する必要があります。
ただし、施工棟数が多いハウスメーカーは口コミ数が多いため、悪い評判以上に良い評判があるケースもあります。「担当者は良くなかったが建った家には満足している」といった口コミが大半を占める場合は、担当者を変更することで問題がクリアになることもあります。
見分け方チェックポイント
- 同じ種類のトラブル(施工不良、対応の悪さなど)が繰り返し報告されていないか
- 口コミに対するメーカー側の対応や回答はあるか
⑭工事現場に問題がある
検討中のハウスメーカーの工事現場を見つけたら、周辺を含めて観察してみましょう。次のような状況の場合、管理能力に問題を抱えている可能性があります。
- 工事現場や周辺の道路が汚い
- 資材が整理整頓されていない
- 職人がヘルメットなどの安全装備をつけていない
- 近隣住民とトラブルを起こしている
現場の管理能力に問題があると、工期遅れやミス、危険な事故につながりかねません。また、家が建ったあとで隣人とトラブルになるリスクもあります。契約前に、そのメーカーが施工中の別の現場を見学させてもらうことも有効な判断材料になります。
⑮身内・友人・知人との関係が深いハウスメーカー
内情がよくわかり信頼できそうという点では好ましいように思えますが、そうとも言い切れません。住宅に不備があった場合やトラブルが生じた際に指摘しづらいためです。
特に気を遣ってしまう相手と関係の深いハウスメーカーは避けるのが無難でしょう。また、家族の計画や年収などの個人情報が知られる可能性もあります。どうしても依頼する場合は、契約内容や保証条件を第三者を交えて確認しましょう。
やめた方がいいハウスメーカーだけでなく、ハウスメーカー・工務店のおすすめランキングを知りたい人、詳しく比較したい人は以下の記事を参考にしてください。

実際に起きた大手ハウスメーカーの不祥事・トラブル事例
「大手だから安心」とは限りません。実際に、大手ハウスメーカーでも建築基準法違反や施工不良が発覚した事例があります。ここでは、公的な情報源に基づく主な事例を紹介します。
不祥事・トラブルの主な事例
| メーカー | 時期 | 概要 | 対象規模 |
| 大和ハウス工業 | 2019年 | 型式適合認定の仕様と異なる設計・施工が発覚。柱や基礎、防火性能が認定仕様と不一致 | 約2,078棟 |
| 住友林業 | 2024年 | 軒裏(準耐火構造)の部材が国土交通大臣認定の仕様に不適合 | 930棟 |
| 住友林業 | 2012年 | 準耐火建築物で認定施工方法に不適合(規定より短いネジの使用等) | 3,524棟 |
| 積水化学工業 (セキスイハイム) | 2023年 | 木造共同住宅の界壁が建築基準法に不適合。防火サッシのねじ仕様も不適合 | 界壁147棟 サッシ2,640棟 |
| アキュラホーム | 2012年 | 木造住宅(準耐火建築物)で国交省大臣認定の仕様と異なる施工 | 383件 (9,820件中) |
| レオパレス21 | 2018〜2019年 | 界壁の未施工、天井の耐火性能不足など。日本最大規模の施工不良問題 | 74,532戸 |
※出典:国土交通省報道発表資料、各社プレスリリース
大手だから安心とは限らない理由
上記の事例からわかるとおり、施工不良や基準違反は企業規模に関係なく発生します。大手メーカーは施工棟数が多い分、不具合の絶対数も増える傾向にあります。
ただし、大手メーカーには以下のような利点もあります。
- 不祥事が発覚した場合、企業体力があるため改修工事や補償に対応できる
- 第三者による監査や品質管理体制が整っている場合が多い
- 長期保証やアフターサービスの体制が充実している
重要なのは「大手か中小か」ではなく、そのメーカーの品質管理体制や保証内容を個別に確認することです。
欠陥住宅を防ぐためにできること
施主側でも、欠陥住宅のリスクを減らすためにできることがあります。
- 第三者検査機関(ホームインスペクション)の活用:建築士などの専門家が工事中・完成後に住宅を検査するサービス。費用は新築一戸建ての場合、基本検査で6〜7万円程度
- 住宅完成保証制度の確認:施工会社が倒産した場合に、最小限の追加負担で住宅を完成できるよう支援する制度(住宅保証機構「まもりす」等)。保証料は5〜10万円程度
- 工事中の現場確認:定期的に現場を訪問し、工事の進捗や施工状態を確認する
- 施工記録の保存依頼:各工程の写真記録を施工者に依頼し、完成後に引き渡してもらう
ハウスメーカー選びでよくある後悔・失敗事例
家づくりには、自分に合ったハウスメーカー選びが重要です。ハウスメーカー・工務店選びに後悔しないように、失敗事例や後悔したエピソードを見て学びましょう。
ハウスメーカー選びでよくある失敗ランキング
マイナビニュース不動産査定ガイド運営の調査では、ハウスメーカー・工務店選びに関してさまざまな失敗エピソードが集まりました。なかでもよくある失敗・後悔事例をランキング化し、エピソード例をまとめたので参考にしてください。
1位:担当者の対応に関する失敗・後悔

初めて問い合わせた時、押し売りのような感じがあって不満に感じました。



都度出てくる見積りが、一部二重計上だったり、 項目が不足していたりすることが何度かあった。 項目が多かったのもあるが、お金に関することだったため、きちんと確認した上で提示してほしかった。



予防策:複数のメーカーに問い合わせ、担当者の対応を比較しましょう。見積もりは項目ごとに他社と照合することが重要です。
2位:アフターサポートに関する失敗・後悔



点検プランのアフターサービスがあるにも関わらず、スタッフの方が点検に来てくれないのがとても残念に感じます。 完成後はアフターサービスの請負会社と連絡を取るのだが、あまり迅速に対応してくれない。



一度、家を購入し、実際に家が建ち、年数を重ねていくと対応が少し手薄になってくると感じることがあります。



予防策:保証内容とアフターサービスの具体的な実施体制(対応拠点、人員体制など)を契約前に確認しておきましょう。
3位:価格に関する失敗・後悔



オプションをつける必要性が出てきて、それを合わせると支払いがやや高めになります。コスト面でちょっと不満に思ったのが印象的です。



大手であるからこそかなり値段が高くなる、これでも抑えた方ですが、追加すればするほどどんどん上がっていく。



予防策:標準仕様の範囲を確認し、必要なオプションを含めた総額で比較しましょう。
4位:施工ミスに関する失敗・後悔



着工がスタートし、現場に見に行ったところ、図面とは違う点がいくつかあり、残念だった。



予防策:工事中の現場確認を定期的に行いましょう。第三者検査機関(ホームインスペクション)の活用も有効です。
5位:スタッフ同士の連携に関する失敗・後悔



建築部門と現場の建築の人との連携が微妙でした。



営業と工務のやり取りがうまくいっていなく、板挟みになった。



予防策:打ち合わせ内容を議事録として残し、関係者全員で共有する仕組みがあるか確認しましょう。
6位:標準仕様の設備に関する失敗・後悔



標準装備が少なく感じました、多くはオプションから選び費用が多くかかりました。



予防策:「標準仕様」に含まれる設備・仕様の一覧を書面で確認しましょう。
7位:スケジュールに関する失敗・後悔



工程表通りに進まないことが多かった。



予防策:遅延時の対応方針や違約金条項を契約書で確認しましょう。
8位:サービスに関する失敗・後悔



小さい子供を連れての商談だったが、子供を預けるなどのサービスがなかったこと。



専門の設計士の方がいないため、出してもらった間取り図に納得いかず、結果自分たちで図面を引いて作ったため、設計の質は高くないと感じた。
9位:その他の失敗・後悔



展示場が少し古かったので設備の参考にならなかった



利用者のための特典や付帯サービスに差別化を図っているものがあまりありませんでした。



エピソードのなかで特に目立ったのが、担当者の対応に関する後悔・失敗でした。先にも述べたように、強引な営業をする・説明が不十分・提案力が足りないというような担当者に対して、後悔や失敗を感じた人が多いようです。
また、保証やアフターサービス・価格面に関しても不満の声が目立ちました。サービスや見積もりの内容は契約前に隅まで確認しておくと安心です。
ローコスト住宅を建てる場合は上記とは異なる後悔や失敗が起こる可能性もあります。次の記事を参考にしてください。


※紹介する口コミや満足度は、マイナビニュース不動産査定ガイド運営がおこなった独自アンケート調査結果によるものです。(調査方法:クラウドワークス/調査期間:2023年7月/回答者数:40人)
“危ない””欠陥住宅”などの口コミがある業者の特徴
ハウスメーカーを調べていると、なかには「やばい」「危ない」「欠陥住宅」といったマイナスの評価・評判がついたハウスメーカーが見つかることもあるでしょう。
そうしたマイナスの口コミがみられるハウスメーカー・工務店には、共通して次のような特徴があります。
- 契約や請求を急かされる
- 細かい部分に施工不良が見られる
- 営業やアフターサポートの対応が悪い
- カタログや契約時の説明と仕上がりが異なる
- 伝えた予算をオーバーした提案をされる
危ないハウスメーカーを選ばないためには、複数の業者を比較することをおすすめします。また、実績の少ないハウスメーカーや工務店を避けたり、施工事例や体験談を紹介したブログ・SNSで評価を調べてみたりすることも有効です。
住宅展示場・モデルハウスに行く前に知っておくべきこと
ハウスメーカー選びの入り口として住宅展示場を訪れる方は多いですが、展示場だけで判断するのは危険です。
住宅展示場で冷静な判断をするためのポイント
- 事前に予算と要望を整理しておく:漠然と展示場を訪れると、営業担当者のペースに巻き込まれやすくなる
- 1日に回るメーカー数を決めておく:3社程度が目安。多すぎると疲労で判断力が低下する
- 即決しない:その場で契約や仮契約を迫られても、必ず持ち帰って検討する
- 質問リストを用意しておく:気密性・断熱性・耐震等級・保証内容など、重要項目を事前にリスト化しておく
モデルハウスと実際の建物の違い
モデルハウスは、メーカーの最高グレードの仕様で建てられていることが大半です。
- 広さ:モデルハウスは実際に建てる家より広い場合が多い(60坪以上も珍しくない)
- 設備・仕様:最上位グレードの設備やオプションが多数盛り込まれている
- インテリア:プロがコーディネートしたインテリアや家具が配置されている
- 価格:モデルハウスと同じ仕様で建てると、想定より大幅に高額になるケースがある
モデルハウスでは「この設備は標準仕様ですか、オプションですか?」と必ず確認しましょう。
入居宅訪問・完成見学会の活用方法
モデルハウスだけでなく、実際に建てた家を見る機会を積極的に活用しましょう。
| 種類 | 完成見学会 | 入居宅訪問 |
| 概要 | 完成したばかりの入居前の建物の見学会 | ハウスメーカーで建てた入居者がいる住宅に訪問 |
| メリット | ・広さや設備の細部を見やすい ・建てる家のイメージが具体的になる | ・入居者の声を聞ける ・生活をイメージしやすい |
完成見学会や入居宅訪問は常時開催されているわけではありません。気になるメーカーには早めに連絡し、見学可能なタイミングがあれば参加しておくことをおすすめします。
やめた方がいいハウスメーカーを避けるためのチェックリスト
ここまで紹介した「やめた方がいい特徴」を踏まえ、契約前に確認すべき項目をチェックリスト形式でまとめました。
契約前に確認すべき10項目
| No. | チェック項目 | 確認方法 |
| 1 | 断熱等級5以上(ZEH基準)に対応しているか | 営業担当者にUA値を質問 |
| 2 | 耐震等級3を取得できるか | 構造計算書の発行可否を確認 |
| 3 | 財務状況に問題はないか | 決算情報・受注速報を確認(上場企業の場合) |
| 4 | 長期保証の内容と条件は明確か | 保証書のサンプルを事前に確認 |
| 5 | アフターサービスの体制は整っているか | 24時間対応窓口の有無、定期点検スケジュールを確認 |
| 6 | 見積もりの内訳は詳細か | 他社の見積もりと項目レベルで比較 |
| 7 | 住宅完成保証制度に加入しているか | 住宅保証機構の登録事業者かどうかを確認 |
| 8 | 担当者の説明は誠実か | できないことの理由まで説明してくれるか |
| 9 | 工事現場の管理は適切か | 施工中の別の現場を見学させてもらう |
| 10 | 口コミ・評判に深刻な問題はないか | SNS・口コミサイトで同種のトラブルが繰り返されていないか |
理想と予算の優先順位を決めておく
ハウスメーカーの提案はどれも魅力的に思えるため、話をするうちに理想が高くなっていく可能性があります。同時に費用も膨らんでしまうため、予算と理想の優先順位をある程度決めておきましょう。
- ライフスタイル(住居費にかけられる金額のバランスに関係)
- ライフプラン(家族の計画、学費、介護、老後など)
- 導入したい設備の使用頻度(使用頻度が低いなら優先度を下げるなど)
たとえば毎週の外食を楽しみにしている家族が、住宅ローンの返済額だけで生活がギリギリになる予算で家を建ててしまうと、いつもの楽しみがなくなってしまいます。住宅ローンの返済額は、手取り収入の25%以内に抑えるのが一般的な目安です。
建築費以外にかかる費用一覧
予算を考えるうえでは、建築以外にかかる費用を把握しておくことも重要です。主な費用の項目と相場を表で見ておきましょう。
| 費用の項目 | 相場 |
| 登録免許税(所有権保存登記) | 不動産価格の0.15%(軽減税率適用時。本則0.4%) ※2027年3月31日まで |
| 印紙税(売買契約・請負契約) | 1,000万円超〜5,000万円以下:1万円(軽減税率) 5,000万円超〜1億円以下:3万円(軽減税率) ※2027年3月31日まで |
| 不動産取得税 | (固定資産税評価額 − 1,200万円)× 3% (新築住宅の場合) |
| 住宅ローン事務手数料 | 定率型:借入額の2.2%程度 定額型:3.3万〜11万円程度 |
| 住宅ローン保証料 | 借入額1,000万円あたり約20万円 (35年ローン、一括前払いの場合) |
| 火災・地震保険 | 2~13万円(5年分一括払いの場合) ※地域・構造・保険金額などによって異なる |
| 引越し費用 | 7万~35万円 ※人数・時期・距離によって異なる |
| 土地購入費用(土地を購入する場合) | 土地購入代金+印紙税+登録免許税 |
| 仲介手数料(不動産仲介利用時) | 取引価額×3%+6万円+消費税 |
| 司法書士報酬 | 2万~5万円 |
※税制の軽減措置には適用期限があります。最新の情報は国税庁や自治体の公式サイトで確認してください。
また月々の収支を計算するときは、経年劣化の補修に備えて修繕費を積み立てておく必要もあります。月1〜2万円が目安です。
やめた方がいいハウスメーカーだけでなく、ハウスメーカー・工務店のおすすめランキングを知りたい人、詳しく比較したい人は以下の記事を参考にしてください。


信頼できるハウスメーカーの探し方
複数社を比較検討することが最重要
やめた方がいいハウスメーカーを避ける最も効果的な方法は、複数のメーカーを比較検討することです。最初から1社に絞ってしまうと比較材料がないため、ハウスメーカーの言うことがすべて正しく思えてしまう可能性があるため要注意です。
複数社の見積もりと提案内容を比較すれば、次のことが見えてきます。
- ハウスメーカーごとの強み・弱み
- 予算と提案内容のバランス
- 説明が十分であるかどうか
- 担当者との相性の良し悪し
- 契約・保証内容の違い
最低でも3社以上から見積もりを取り、同じ条件で比較することをおすすめします。1社では実現不可能な希望が他社ならかなえられるケースもあります。
おすすめのハウスメーカー比較は関連記事へ
具体的なハウスメーカーの比較・おすすめ情報は、以下の関連記事で詳しく解説しています。






まとめ
やめた方がいいハウスメーカーに共通するのは、不誠実な営業姿勢と技術力・管理体制の不足です。このようなメーカーを選んでしまうと、理想と異なる家が建つだけでなく、倒産による被害や欠陥住宅のリスクにもさらされます。
失敗を避けるためのポイントをまとめると、以下の3つです。
- やめた方がいいハウスメーカーの特徴を把握し、見極める:本記事で紹介した15の特徴とチェックリストを活用する
- 複数社を比較検討する:最低3社以上から見積もりを取り、同じ条件で比較する
- 予算と理想の優先順位を事前に決めておく:ライフプランを見据えた無理のない資金計画を立てる
大手だから安心、安いから危険、とは一概にいえません。本記事のチェックリストを活用して、信頼できるメーカーを見つけてください。
やめた方がいいハウスメーカーだけでなく、ハウスメーカー・工務店のおすすめランキングを知りたい人、詳しく比較したい人は以下の記事を参考にしてください。


やめた方がいいハウスメーカーに関するよくある質問
- 大手ハウスメーカーなら安心ですか?
大手だから安心とは限りません。実際に大手ハウスメーカーでも建築基準法違反や施工不良が発覚した事例があります。ただし、大手メーカーは企業体力があるため、問題発覚後の改修や補償に対応できる点はメリットです。重要なのは企業規模ではなく、保証内容・品質管理体制・アフターサービスの実態を個別に確認することです。
- ハウスメーカーと工務店、どちらを選ぶべきですか?
どちらにもメリット・デメリットがあります。ハウスメーカーは品質の均一性・長期保証・ブランド力に強みがあり、工務店は地域密着のきめ細かな対応・設計の自由度・コストパフォーマンスに強みがあります。「やめた方がいい」特徴はハウスメーカー・工務店に共通して当てはまるため、本記事のチェックリストを活用して個別に判断してください。
- 「欠陥住宅ハウスメーカーランキング」は信用できますか?
インターネット上の「欠陥住宅ランキング」は、明確な根拠がないものも多いため、鵜呑みにしないようにしましょう。施工棟数の多い大手ほど不具合報告の絶対数は増える傾向にありますが、それだけで「欠陥住宅が多い」とはいえません。国土交通省の処分情報など公的な情報源を参考にし、具体的な事実に基づいて判断することが重要です。
- ハウスメーカーの担当者と合わない場合はどうすればいいですか?
担当者の変更は遠慮なく申し出て問題ありません。営業所や支店に連絡すれば、別の担当者に変更してもらえるケースがほとんどです。変更後も相性が合わない場合は、そのメーカーの社風や営業方針自体が合わない可能性があるため、他社の検討をおすすめします。
- ハウスメーカー選びで最も重要なポイントは何ですか?
最も重要なのは「複数社を比較検討すること」です。1社だけでは提案の妥当性を判断できません。最低3社以上から見積もりを取り、坪単価・保証内容・担当者の対応を同じ条件で比較しましょう。そのうえで、本記事の「やめた方がいい特徴15選」に該当しないかをチェックすることで、失敗のリスクを大幅に減らせます。
※「マイナビニュース不動産査定」は以下に記載されたリンク先からの情報をもとに、制作・編集しております。
・https://www.rosenka.nta.go.jp/
・https://www.retpc.jp/chosa/reins/
・https://www.zentaku.or.jp/cms/wp-content/uploads/2022/02/2021-fudousan-anke-to.pdf
◆記事で紹介した商品・サービスを購入・申込すると、売上の一部がマイナビニュース・マイナビウーマンに還元されることがあります。◆特定商品・サービスの広告を行う場合には、商品・サービス情報に「PR」表記を記載します。◆紹介している情報は、必ずしも個々の商品・サービスの安全性・有効性を示しているわけではありません。商品・サービスを選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品・サービススペックは、メーカーやサービス事業者のホームページの情報を参考にしています。◆記事内容は記事作成時のもので、その後、商品・サービスのリニューアルによって仕様やサービス内容が変更されていたり、販売・提供が中止されている場合があります。












