内部の集積度はかなり高いが、ストレージの増設は比較的容易

DAIV Z7」の内部はかなり集積度が高い。CPUには水冷CPUクーラーが装着され、ZOTAC製「GeForce RTX 3060(GDDR6 12GB)」の至近距離には12cmの冷却ファンが設置されている。グラフィックスボードを効率的に冷却するための設計だが、グラフィックスボードを換装する際には、冷却ファンを取り外すという一手間がかかるわけだ。

メモリ、1基目のM.2 SSD、3.5型拡張ストレージベイ、5.25型拡張ストレージベイは比較的アクセスしやすい。特に3.5型拡張ストレージベイへのHDDの増設は決して難しくはない。ただし、内部電源ケーブルをいったんほどいて必要なケーブルを取り出し、再度「タイラップ」などで固定する必要があること、適切な長さのSATAケーブルを別途用意しなければならない点には留意してほしい。

  • 本体左側面内部。前面には冷却ファンは搭載されておらず、右側面から吸気し、背面から排気するエアフローとなっている

  • マザーボードはMSI製。チップセットは最新のIntel Z690チップセット

  • CPUは「Intel Core i7-12700プロセッサー」。取り付け時のCPUグリスは、標準CPUグリス、シルバーグリスAINEX AS-05、ダイヤモンドグリス親和産業OC7、Thermal Grizzly Kryonautの4種類から選べる

  • DIMMソケットは4基。最大で64GBのメモリを装着できる

  • M.2 SSDは標準でPCIe Gen4 x4接続の「SAMSUNG PM9A1」が搭載されている

  • M.2 SSDスロットはもう1つ用意されており、増設が可能だ

  • 2TBのHDDを標準装備。3.5型拡張ストレージベイは合計6基用意されている(1基は使用済み)

  • 5.25型拡張ストレージベイは3基用意されており、光学ドライブなどを装着できる

  • グラフィックスボード「GeForce RTX 3060(GDDR6 12GB)」はZOTAC製

  • 標準で搭載される電源は700W(80PLUS BRONZE)。将来的にグラフィックスボードをアップグレードする可能性があるのなら、容量の大きい電源を選んでおきたい

  • 「Thunderbolt 4 拡張カード」はPCI Express x16に装着されている

  • 本体右側面内部。5.25型拡張ストレージベイにストレージをネジ留めするとき以外は、右側面パネルを開ける必要はない