小学校でプログラミング教育が必修化され、早2年が経とうとしています。しかし、どのような授業が行われているのか、その実情はよくわからないというパパ・ママも多いのではないでしょうか。
今回は、3名のパパ・ママによる “ぶっちゃけ座談会”を実施。
「家庭ではどんなふうに教えたらいい?」「子どもがマインクラフトに夢中だけど、学習になっている?」「子どもに買い与えるパソコンはどんなものがいい?」といった、プログラミング教育にまつわる疑問を話し合ってもらいました。
また、オンラインプログラミングスクール「プロキッズ」を運営する原正幸さんには、プログラミング教育の現状をお伺いしつつ、皆さんの悩みにアドバイスをいただきました。
「プログラミング的思考」を養うためには
――まずは、小学校でプログラミングが必修化されると聞いたとき、どのように思ったか教えてください。
正直、動揺しました。私は動画クリエイターなのですが、主にタブレットで編集しており、パソコンの操作は苦手なんです。プログラミングについてもまったく知りませんでしたし、子どもが何をやるのかもわかりませんでした。自分でも勉強してみようと思ったのですが挫折してしまいました。
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わかります! 私は以前、仕事で少しだけシステム関係の業務をやったことがあるのですが、向いていなくてあきらめました。そんなプログラミングを子どもができるのか? と戸惑いましたね。
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私は、プログラミング必修化自体はポジティブに受け止めました。プログラミングはまったくわからないのですが、体験会に参加したら子どもが楽しそうにしていたので。
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やはり皆さん、プログラミングについては「わからないから不安」ということですね。実際、親御さん自身はプログラミング教育を受けていないわけですから、算数や英語のようにお子さんに教えられるわけではありません。
そんな中でお子さんがプログラミングをやっていても、「すごいね」としか言えず、具体的には褒められないんです。そして、お子さんはそんな親御さんの“わかってない感”を敏感に見抜いてしまいます。 |
――実際に、学校ではどのようなプログラミング教育が行われているのでしょうか?
子どもから聞いた感じでは、いわゆる“プログラミング”をしているわけではなさそうなんです。学校からはタブレットが支給されているのですが、それを使って友達と動画を撮ったり編集したりしているようです。私もパソコンは苦手ですが、「タブレットでの動画編集ならパパに任せろ!」と言えます(笑)。
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たしかに、私が想像していたプログラミングを小学校でやっているわけではないですね。うちの場合は、パワーポイントを使ってスライドを作ったり、学校から支給されたパソコンを持って帰ってきてオンラインでグループミーティングをしたりしているみたいです。てっきり、プログラミング言語を勉強してコードを書くのかと思っていました(笑)。
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同じくです。2in1タイプのパソコンを支給されていて、写真を撮って送るとか、文章を考えてタイピングするとか、そういうことをやっているみたいです。
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プログラミング教育において、そのガイドラインに定められているのは「プログラミング的思考」を育成することなんです。プログラミング的思考とは、モノの仕組みについて考え、意図した動きを実現するためにはどのように処理を組み合わせれば良いのかといったことを論理的に考える力のことです。
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――プログラミング授業といっても、いきなりコードを書いてソフトウェアを作ったりするわけではないということですね。では、プログラミング的思考を身につけさせるために、皆さんがご家庭でされていることはありますか?
動画編集を一緒にやったりはしますが、それ以外だと私が教えられることはあまりないので、環境だけは整えるようにしています。たとえばプログラミングで動くロボットなんかを買ってあげると、子どもたちも盛りあがって遊んでいるようです。
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子どもはマインクラフトに夢中になっています。当初は私も一緒に遊んでいましたが、もう今は子どものほうがはるかに上手です(笑)。
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家にパソコンがあるので、基本的な使い方などは教えたりしています。でもそれくらいで、あとは子どもから質問がくることもなく、勝手に覚えて使いこなしています。
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お子さんの成長は驚くほど早いですよね。皆さん、とても良い接し方をされていると思います。お子さんによっても、何に興味を持つのかは違います。マインクラフトにハマる子もいれば、ロボットに夢中になる子もいます。いろいろな体験をさせてあげて、そこからお子さんに刺さるものが見つかれば、あとは環境を整えるなどして支えてあげるのが良いと思います。
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パパ・ママの悩みをプロに聞く!
――ここからは、プログラミングスクールで多くのお子さん、親御さんにプログラミング体験を提供してきた原さんに、皆さんのお悩みをぶつけていただければと思います。
プログラミングに近道はないと思いますが、勉強法について教えていただきたいです。
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その子にあった学び方を見つけてあげることが大切です。本やプログラミングスクールなど色々な体験をさせてあげて、お子さまが主体的に学び、そして継続する学び方を選んでください。
そのためには、まずはプログラミング自体に興味を持たせる事が大切です。たとえば、自動販売機や洗濯機などプログラミングされたものに触れたときに「人がいなくても動くのは、プログラミングされているからなんだよ」などの会話をしてみてはいかがでしょうか? 身の回りに、プログラミングされているものが多いことが伝わるはずです。 |
子どもたちにはマインクラフトが人気です。マインクラフトは子どもにとって学びになっているのでしょうか?
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マインクラフトは小学校などでも多くの活用事例があり、プログラミングすることで様々なことができます。たとえばブロックを積むにしても、一つひとつ手作業で積むのではなく、プログラミングで多くのブロックを一気に積むことができます。
プログラミングなど学びはアウトプットすることが大切です。アウトプットして、失敗して、試行錯誤することで正解に近づいていくのです。マインクラフトはアウトプットしやすいゲームですのでモチベーションも維持しやすく、主体的に学べると思います。 |
自宅でプログラミング的思考力を身につけさせるためには、どのようなことをすればいいのでしょうか?
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プログラミング的思考力を身につけるのに役立つ要素は、実はご家庭でもたくさんあります。洗濯機やスマートスピーカーなど、身のまわりのモノの仕組みを一緒に考えてみてはいかがでしょうか。その上で「もっとよくなるにはどうすればいいと思う?」と問いかけるのもいいでしょう。
未来を生き抜く大切な力のひとつに「課題発見力」があります。問題を解く力だけでなく、自分自身で課題を発見する力を身につけることも重要です。 |
――自宅でもお子さんがプログラミング的思考を身につけたり、プログラミングに興味を持ったりすることは十分に可能ということですね。
ご家庭の環境と小学生におすすめのパソコン
――プログラミングを学ぶためには、やはりパソコンは欠かせないものでしょうか?
そうですね。もちろん身近な事柄からもプログラミング的思考を養うことはできますが、プログラミングで色々なことをするためにはパソコンが必要になります。
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――ここからは、ご家庭のパソコン環境についてお話しいただければと思います。
パソコン自体はあるんですが、子どもも私もぜんぜん使っていないです。ただ、将来的には子どものためにも購入しようと思っています。子どもが4人いるので2台くらいは必要だと思うのですが、壊したりすることも考えると、あまり高いものは買いたくないかも……。
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壊しそうというのはよくわかります(笑)。自分自身が買うなら処理速度の速いパソコンがほしいですが、子どもが使うなら万が一壊されても痛くないように価格は抑えたいですね。
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価格は大事ですね。一方で、性能も重視したいです。マインクラフトがどんどん重くなっているみたいで、子どもが性能のいいパソコンをほしがっていて……。
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価格と性能のバランスは悩ましいですよね。プロキッズのスクールに通う方々のケースをみると、プログラミングにどこまで興味をもつかわからないので、まずは親が使っていたものをあげたり、一番安いパソコンにして様子を見たりするケースが多いです。子どもが本気で取り組んでくれるかどうかわかりませんから、最初から高いパソコンは買いにくいのでしょう。
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――悩ましい問題ですね。そんなパパ・ママの皆さんに、今回は3つのPCをご紹介します。
その1
MousePro-P101A0
次にパソコンを買うなら、絶対にタッチパネル対応のタイプがいいと思っていたのでぴったりです! コンパクトで持ち運びしやすいし、マインクラフトがサクサク軽く動くようなので嬉しいです。
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堅牢性が高いのがいいですね。これなら子どもが壊してしまうこともないので安心です。こんなにコンパクトなのに、カメラや各種ポートがついているのも便利ですね。
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――こちらの「MousePro-P101A0」、なんと22,000円~から購入できます。
ええ!? めちゃくちゃ安いですね!
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価格がとても魅力的ですね。これなら万が一、何かあっても買い替えもしやすいでしょう。
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――製品ラインナップの幅広さはマウスコンピューターの特徴ですね。さらに、カスタマイズもできるBTOパソコンなので、ご自身の用途にあったPCを購入できます。
その2
mouse X4-i5
動画編集するなら、これくらいの画面サイズが嬉しいですね。動作時間も12時間と十分です。1.13kgと軽いので、持ち運びもしやすそうです。
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これだけ性能が高くて、10万円代という価格は魅力的です。子どもが成長したらステップアップに良さそう。
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画面が大きいので、ゲームもやりやすそうですね。子どもも喜んで使いそう。こちらもコスパが良いので、先ほどのPCと迷いますね……。
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――マウスコンピューターは日本のメーカーで、サポートも充実しています。何かあれば365日24時間対応可能で、LINEやチャットなど問い合わせの窓口も充実しています。疑問があれば、購入前に相談することも可能です。
その3
mouse F5-i7
最近のパソコンだと少なくなった光学ドライブはありがたいですね。動画を書き出すのに、光学ドライブが必要になっても対応できます。画面もさらに大きくハイスペックなので、高度な動画編集に最適だと思いました。私も使わせてもらえそう(笑)。
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マインクラフトって、長く続けているとだんだん動作が重くなってくるらしいんです。これだけ性能が高いと、ストレスなく遊べそうですね。
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これだけのスペックなのに10万円を少し超える価格なのはびっくりです。とてもコスパがいいと思います!
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プログラミング教育はまだ始まったばかりの試み。それだけに手探りな面も多く、いろいろな疑問や悩みを抱えているご家庭も少なくないでしょう。今回の座談会を通して、そんなパパ・ママのリアルなお悩みが見えてきました。
お子さんがプログラミング的思考を身につけるためのサポートをご家庭で行うなら、やはり欠かせないのがパソコン。購入される際は、スペックと価格のバランスを意識しながら選んでみてはいかがでしょうか。
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