新大学生・新社会人としてスタートを切ってから数カ月経ち、ようやく新たな環境に慣れてきたという人も多いのではないだろうか。そんな今こそ、学業や仕事のパートナーとなるPCを選定する絶好のタイミング。理想のライフワークバランスを実現し、QOL(クオリティ・オブ・ライフ)を向上させるには、自身のライフスタイルにマッチしたPCを見つけ出すことが大切だ。
本稿では、PCを購入する際にチェックしておくべきポイントと、利用シーンごとのオススメモデルを紹介していく。
おすすめ製品をいち早く知りたい!
✔価格と性能のバランスに優れた優等生を求める人にはコレ!
✔省スペースだけど大画面で作業や映像を楽しみたい人にはコレ!
✔ノートPCをゲーム用途で活用したい人にはコレ!
✔機動性と性能を両立し幅広いシーンで活躍するPCが欲しい人にはコレ!
仕事や学びを支える大切なパートナーであるパソコンの選び方
あらゆるサービスがデジタル化されている現在、さまざまな用途に活用できるパソコン(PC)はもはや不可欠のアイテムとなった。在宅勤務やオンライン授業などはもちろん、昨今流行の生成AI活用をはじめ、クリエイティブな作業もPCの独壇場。新しい仕事や生活に慣れてきたタイミングで、PCの購入を検討している人も少なくないはずだ。
とはいえ、一口にPCといっても、その選択肢は非常に多い。デスクトップPC・ノートPCといった形状の違いはもちろん、価格帯も数万円~数十万円とさまざま。これまでPCを購入した経験がない初心者にとって、PCの選定は極めて難易度の高いミッションといえる。実際のところ、PCの選定にあたってチェックすべきポイントは多岐にわたる。また単に価格の高い製品を選べばいいというものでもない。
新生活で何かと物入りな状況のなか、用途に見合わない高スペックPCは最適解とはならず、かといって安価な製品を選ぶと性能面での不満が募り、あとから後悔することになりかねない。後悔をしないPC選びをするためにも、パソコンを買う前にしっかりと確認しておいてほしい。
まずは用途と予算を明確化する
先ほども述べたように、ただ単純に高いものを買えばいいというわけではなく、自分に最適なものを選ぶ必要がある。そこでまず行うべきなのが、パソコンの利用用途と予算を明確にすることだ。
例えば用途であれば、メールやWeb検索、動画視聴、文書の作成など基本的な作業がしたいのか、画像や動画編集などのクリエイティブなことがしたいのか、色々なPCゲームを楽しみたいのかなど、PCを購入して何をしたいのかを考えること。 そして当然用途によって価格が異なるうえに、高性能なものはおのずと値段も上がり、あとはお財布との相談となるため、無理のない予算設定も大切だ。価格重視なのか価格と性能のバランスを取りたいのか、値段がかかっても性能に一切妥協したくないのかは、しっかりと考えておこう。
用途に応じてデスクトップPCかノートPCを選定
PCのタイプには大きく分けて、持ち運び型(ノートPC)と据え置き型(デスクトップPC)がある。 それぞれのメリットデメリットは以下だ。
メリット | デメリット | |
ノートPC![]() |
・コンパクトで軽量なため、持ち運びが可能 ・バッテリー駆動時間が数時間以上というのが多いため、電源がない場所でも作業が可能 |
・デスクトップPCよりも性能が劣ることが多い ・拡張性が低い(あとからパーツを変えたり付け足したりすることができない) |
デスクトップPC![]() |
・高性能なパーツを搭載できるため、クリエイティブ・ゲームなどの高負荷の作業に適している ・拡張性が高く、パーツの交換や増設ができる ・冷却性能が高いため長時間の使用も安定した性能を維持できる |
・持ち運びができない ・ある程度の設置スペースが必要になる ・液晶ディスプレイやキーボード、マウスが別途必要になる |
基本的にはPCを持ち運んで使うことを前提にしている人ならばノートPC一択だが、室内のみでの利用ならばデスクトップPCも視野に入る。特に動画編集や3D CGなどクリエイティブな用途、ゲーム用途での利用を検討しているならばデスクトップPCをおすすめする。
ただ、近年ではノートPCも高性能化が進んでおり、性能と可搬性を併せ持った製品も出てきている。将来的に用途が広がる可能性も考慮すれば、据え置き用途中心でもノートPCを選ぶという手もアリだ。
パーツの役割を理解して、スペック面からPCを選定
間違いのないPC選定には、スペック(パーツ)に関する基礎知識が必要になる。OS・CPU・メモリ・ストレージ・グラフィックス(GPU)・ディスプレイといった基本スペックはもちろん、ノートPCではバッテリー容量(連続稼働時間)や本体重量といった要素もチェックしておきたい。ここでは主なパーツの役割について説明していこう。
OS
基本ソフトウェアであるOSは、PCを利用するうえで欠かせない存在。ハードウェア(パーツ)を制御し、あらゆるソフトやWebサービスの動作を管理する。現在販売されているPCのほとんどは最新のWindows 11を搭載しているため、選択に困ることはないはずだ。 (※ちなみにWindows 10のものは25年10月にサポートが終了するため、Windows11かどうかを必ず確認しよう)
CPU
PCの“頭脳”を司る重要なパーツ。性能を求めるのならばグレードの高いCPUを選択すべきだが、CPUの選択によってPCの価格は大きく変わる。ハイグレードのCPUを選択すれば快適に動作するPCが手に入るが、予算が限られている場合は、性能と価格のバランスを考えて選ぶことが重要だ。最新のPCが採用しているCPUはインテルのCore i/Core Ultraシリーズか、AMDのRyzenシリーズが主流。
《参考例》
・Web閲覧やメールの送受信、簡単なオフィスワークなどの用途:エントリー/ミドルグレードのCore i3/i5、Ryzen 3/5など
・動画編集や3Dゲームなどの用途:Core i7/i9/Core Ultra、Ryzen 7/9など
以上を選択するのが好適だ。ただ、どの用途でもCPUのグレードが高いほど快適に作業できるので、予算が許す限り高いグレードを狙いたい。
メモリ
PCで扱うデータを一時的に展開する場所として機能するメモリも、性能を左右する重要なパーツ。メモリの容量は、デスクワークにおける“机の広さ”にたとえられており、大容量であればあるほど快適かつ効率的な作業が可能になる。最近では16GBが主流になりつつあるが、動画編集などに使いたいのならば、余裕を持って32GBのメモリを搭載したPCを選ぶのもアリ。価格を抑えるのならば8GBモデルを選ぶという手もあるが、Windows 11を快適に動作させたいのならば、16GB以上のメモリ容量が欲しいところだ。
ストレージ(SSD/HDD)
デスクワークにおける“引き出しの大きさ”にも例えられるストレージは、データの保管場所として機能するパーツだ。作成したデータの保存先であり、ソフトのインストール先でもあるため、ストレージ容量も多ければ多いほどよいが、メモリと同様、容量に応じて価格も高くなる。おサイフとの相談になるが、簡単なオフィス作業などであれば500GB程度でも大きな問題はないはず。
長時間の動画データを保管したり、1本数十GBに及ぶゲームソフトを多数インストールしたいような場合は、1TB以上のストレージを選択したい。また最新PCに搭載されるストレージとしては高速かつ静音のM.2 SSDが主流となっているが、大容量のストレージは欲しいが価格は抑えたいという場合は、大容量HDDを搭載したPCを選ぶのも有効だ。
グラフィックス(GPU)
映像処理を行うGPUは、動画編集やCG作成、3Dゲームなど高度な映像処理を必要とする用途では必須のパーツといえる。NVIDIAのGeForceシリーズなど高性能なグラフィックボードは基本的にデスクトップPC向けだが、ゲーミングノートPCなどハイエンドクラスのノートPCにはGPUモデルも用意されている。外付けGPU搭載ノートPCは毎日持ち運ぶには少々重いが、デスクトップPCと比較すれば遙かに省スペースで取り回しもよいので、設置スペースが限られる、友人と集まってプレイしたい、外出先でも同じ環境で作業したいという人などには選択する価値がある。
ただし、外付けGPUは高価格で、デスクトップ向けでは数十万するものもあるため、他のパーツとのバランスを取ることが大切だ。またエントリー/ミドルクラスのノートPCでは、CPUに内蔵されたグラフィックス機能(=内蔵GPU)を用いているケースが多い。内蔵GPUでもオフィス作業など軽い用途では何の問題もないので、そのぶんCPUグレードやメモリ容量に予算を割り振るというアプローチも有効だ。
ディスプレイ
ディスプレイの画面サイズと解像度(画面内に表示できる点(ドット)の数)は、PC作業の快適さに大きく影響する。デスクトップPCの場合は好きなディスプレイと組み合わせられるので、一般的には21.5~24型が主流だが、30型以上の大画面液晶ディスプレイも選択可能。画面サイズが大きければ、4K(3,840×2,160ドット)の高解像度も活かせるはずだ。
一方ノートPCでは、搭載されているディスプレイに依存する。13~15型、フルHD(1,920×1,080ドット)が主流だが、16インチ液晶搭載のゲーミングノートPCなどもあるので、用途に合わせて選択したい。ちなみに大半のノートPCは、外付けディスプレイとの接続も可能。出先では内蔵ディスプレイ、自室では外付けの大画面ディスプレイで作業するといった使い分けにも対応する。
その他:チェックしておきたいスペック
●ノートPCを検討している人:バッテリー容量と連続駆動時間と本体重量も必ず確認しておきたい。重量は日常的に持ち歩くならば、2kg以下、できれば1kg前後の製品を選択したい。
●デスクトップPCを検討している人:ディスプレイやキーボード、マウスなどを別途用意しなければならないケースもあるので、本体価格だけでなくトータルコストを考えたうえで選択を進めていきたい。
おすすめ製品をいち早く知りたい!
✔価格と性能のバランスに優れた優等生を求める人にはコレ!
✔省スペースだけど大画面で作業や映像を楽しみたい人にはコレ!
✔ノートPCをゲーム用途で活用したい人にはコレ!
✔機動性と性能を両立し幅広いシーンで活躍するPCが欲しい人にはコレ!
安全・安心にPCを使いこなしたいなら、保証・サポートも確認すべし
PC初心者ならば、保証やサポートが充実したメーカーの製品を選びたい。FAQページや電話/メール/チャットによるサポートが充実してれば、トラブルが起こった際にも迅速に対応できる。さらに修理保証期間が長いPCを選べば、万が一故障したとしても安心だ。
豊富なラインナップ+充実の保証、サポート、マウスコンピューターの製品に注目
PCを購入する際の選定ポイントを理解したとしても、多種多様なメーカーが提供する膨大なPC製品群のなかから最適な製品を選び出すのは容易ではない。そこで注目したいのが、BTO(受注生産)方式を採用し、購入時にある程度のパーツを自由に選択できるマウスコンピューターのPC製品だ。
デスクトップ・ノートそれぞれに豊富なラインナップを用意し、ノートPCでも用途に応じてメモリやストレージの容量をカスタマイズ可能。3年間無償保証でオプションで一部モデルは最大5年間まで延長も可能! 24時間×365日電話サポートなどサポート体制も手厚く、長期間にわたり安心して利用できる。
ノートPCは、エントリーモデルなら5万円台から購入できるが、幅広く使いたいのならば10万円台のミドルレンジ、3Dゲームやクリエイティブ作業ならば20万円台のミドル~ハイエンドモデルがオススメだ。ここでは、マウスコンピューターが提供するノートPCのなかから、10万円~20万円前後の人気ノートPC4機種を紹介する。
価格と性能のバランスに優れたオールマイティ
「mouse K5-I7G50BK-B」
インターネットやメール、オフィス作業などはもちろん、3Dゲームやクリエイティブな作業にも挑戦したいと考えている欲張りなユーザーには、15.6型フルHD液晶を採用した「mouse K5-I7G50BK-B」が好適だ。
14~15万円代の価格帯でありながら、ノートPCとしては高性能なGPU「NVIDIA® GeForce RTX™ 2050 Laptop GPU」を搭載。内蔵GPUのノートPCと比較すると、ゲーム用途やCG作成・映像編集などのクリエイティブ用途では非常に高い処理能力を発揮してくれる。キーボードも余裕のあるキーピッチ(キーとキーの間の長さ)を採用するほかテンキーも用意。最新CPUではないが、ハイエンドモデルで高い処理性能を誇る第12世代 Intel Core i7-12700H プロセッサーを採用しており、限られた予算でハイエンドなノートPCを購入したいといったニーズに応えてくれる。
※BTOでメモリは16GB~64GB、ストレージは500GB~4TBから選択できる。
デスクトップより省スペースで大画面を楽しめる
「mouse F7-I5I01BK-B」
基本的に据え置きで使いたいが、デスクトップPCを置くスペースが確保できない。そんなニーズに応えるのが、大画面液晶を採用した「mouse F7-I5I01BK-B」だ。
17.3型フルHDのディスプレイは文字や映像を大きく表示でき、オフィスワークやオンライン授業など、文字や映像を用いる作業も快適、動画コンテンツの再生も迫力満点。CPUにはIntel Core i5-1235U プロセッサー、グラフィックスにはCPU内蔵のIntel Iris Xe グラフィックスと基本スペックはミドルクラスだが、メモリ16GB、ストレージ500GB M.2 SSDの構成で11万円台から購入でき、17.3型モデルとしてのコストパフォーマンスは極めて高い。高いスペックは必要ないが据え置き型のコンパクトなPCを求めるのならば、見逃せない選択候補となるはずだ。
ノートPCをゲーム用途で活用したいのならばコレ
「G TUNE P6-I9G60BK-A」
最新のゲームを楽しんだり、プレイ動画を配信したりしたいというユーザーには、ゲーミングノートPC「G TUNE P6-I9G60BK-A」をオススメしたい。
採用している16型WUXGA(1,920×1,200ドット)液晶ディスプレイは、リフレッシュレート※165Hz対応の液晶パネルを採用。動きの激しいゲームも高精細な画面で楽しめる。 ※1秒間に画面を書き換える回数。高いほど滑らかな映像が表示できる。 もちろん基本スペックも充実しており、CPUには12世代Core iシリーズの最上位i9グレードのIntel Core i9-12900HX プロセッサー、GPUには高性能なNVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop GPUを搭載。メモリは32GB~64GB、ストレージは1TB~4TBから選ぶことができ、2基目のストレージを搭載することも可能。これだけの高性能パーツを搭載しながら重量は約2.34kgで、いざとなれば持ち運んでの利用も可能。価格も189,800円~と性能を考えれば非常にリーズナブルで、快適に普段使いできるノートPCを探しているユーザーにとっても好適なモデルだ。
機動性と性能が両立しあらゆるシーンで活躍する
「mouse B4-I5U01SR-A」
ノートPCの購入を考えるユーザーの多くは、持ち運びのしやすさも気にするはず。オフィス作業や日常使いを快適に行える基本スペックを備え、外出時にはサッとカバンに入れて持ち出せる、そんなモバイルノートPCが「mouse B4-I5U01SR-A」だ。
CPUにミドルクラスの第13世代のIntel Core i5-1335U プロセッサーを搭載。メモリは16GB~64GB、ストレージは256GB~4TBから選ぶことができるなどBTOの選択肢が多く、用途に応じた構成を選べるのが大きな魅力。14型WUXGA(1,920×1,200ドット)液晶ディスプレイを搭載しながら、本体重量は約1.41kgで毎日の通勤・通学で持ち運びたいといったニーズに対応する。USB Power Deliveryアダプタを標準搭載している点もうれしいポイント。
また同シリーズには、パソコンケースやコンパクトな無線マウス、USB Type-Cポート接続ドッキングステーションがセットになった「mouse B4-I7U01SR-A(通勤通学向け)」も用意されており、こちらはハイエンドのIntel Core i7-1355U プロセッサーを搭載し、2基目のストレージも選択できる。
***
上記を参考に、ぜひ皆さんも自分のニーズに合ったPCを見つけて、後悔のない初めてのPC選びにしてくださいね。マウスコンピューターではデスクトップPCも豊富にラインナップされています! 気になる方はぜひチェックしてみてください。
[PR]提供:マウスコンピューター