DAIV 5PのCPUはIntel Core i7-10750H。6コア12スレッドの第10世代Coreプロセッサーだ。定格は2.6GHz、ターボ時の最大クロックは5GHz。モバイルといえばまだ4コア8スレッドがスタンダードといえる分野であるため、コア/スレッド数では標準よりもワンランク上。そして動作クロックも比較的高めといえるだろう。

  • CPUは6コア12スレッドでクロックも高めのCore i7-10750H。スタンダードモバイルモデルの一つ上のスペックだ

GPUはGeForce GTX 1650を採用している。GeForceシリーズとしてはミドルレンジのGPUで、ゲーミングノートPCにおいてはエントリーといった位置づけ。フルHDで中~高画質のゲームプレイをターゲットとしたGPUだ。クリエイター分野では、GPUを汎用演算に利用できるCUDA、GPUに統合されたエンコーダーNVENCなどが利用でき、CPUによる処理よりも演算時間を短縮できる。一つ注意点があるとすれば、同GPUのNVENCがH.265のBフレームに対応していないところだろうか。

  • ディスクリートGPUはGeForce GTX 1650を採用。フルHDゲーミングが可能なことに加え、クリエイティブ用途でも利用できるハードウェア支援機能を搭載している

メモリは標準で16GB。CPU-Zから確認するとパフォーマンスを最大化できるデュアルチャネルではなくシングルチャネルモードのようだ。容量をカスタマイズ可能なのでDIMMを採用しているが、1枚単位で利用していることになる。パフォーマンスを求める方には少し気がかりな点だが、容量を求める方にとっては最大32GBまで実装可能なところがポイントになるはずだ。

  • メモリは16GB。ただしシングルチャネルモードでの動作になる。DIMM×1枚という構成のようだ

ストレージはNVMe SSDで容量が512GBだ。一般的な業務にとっては十分な容量といえるだろう。ただし動画を取り扱うような場合は、注文時にBTOで必要な容量にカスタマイズすることをおすすめする。

  • 試用機に搭載されていたSSD情報。PCI Express 3.0 x4接続でNVMe 1.3対応

  • 転送速度は2GB/s級。メインストリーム向けといえる速度だ