ノートPCにとって画面サイズはとても重要なスペック。どんなに高速なCPUやディスクリートGPUを搭載していても、どれほどバッテリー駆動時間が長かったとしても、画面が小さくて文字が読みづらかったら、長時間のPCワークをこなすことはできないからだ。そこで今回紹介したいのが、17.3型ディスプレイを搭載したマウスコンピューターのニューモデル「mouse K7」。

ディスプレイが大きいだけでなく、最新のインテルの第10世代6コアCPUとNVIDIAのディスクリートGPUを搭載しつつ、直販価格で129,800円(税別)という低価格を実現している。快適にテレワークに従事できるマシンを探している方にもってこいのモデルなのだ。

  • マウスコンピューター「mouse K7」直販価格129,800円(税別)

  • インテルの第10世代6コア12スレッドCPUとNVIDIAのディスクリートGPUを搭載。写真・動画編集を快適にこなせるパフォーマンスを備えている

mouse K7は、インテルの第10世代(Comet Lake)プロセッサー「Intel Core i7-10750H」(6コア/12スレッド、2.60~5.00GHz)とNVIDIAのディスクリートGPU「GeForce GTX 1650」を搭載した17.3型ノートPC。ハイパフォーマンスノートPC向けの「H」プロセッサーと、3Dグラフィックスに特化したGeforce GTX GPUを搭載することで、写真・動画編集だけでなく、3Dゲームも快適に動作させられるパフォーマンスを備えている。

標準構成モデルは1機種のみで、メモリは8GB(PC4-21300)、ストレージは512GB SSD(SATA接続)を搭載。そして、メモリは最大64GB、ストレージはSATA接続よりも高速なNVMe接続SSDを最大2TB搭載可能だ。またセカンドストレージとして低価格なハードディスクドライブ(HDD)も追加できる。例えば2TB SSD(NVMe接続)にアップグレードする場合には89,800円(税別)かかるが、2TB HDDなら12,800円(税別)で増設できる。コストパフォーマンスを重視するなら適度なサイズのSSDと大容量HDDの組み合わせがオススメだ。

  • mouse K7はマウスコンピューターのスタンダードノートPCシリーズ。パッケージは同社のイメージカラーで彩られている

  • パッケージには、本体、バッテリー、ACアダプタ、電源ケーブル、マニュアル類(製品仕様書、ファーストステップガイド、マウスコンピューターサポートマニュアル、保証書など)が同梱されている

mouse K7のサイズはW395.9×D266.6×H25.9mm、重量は約2.34kg。天面とパームレスト面には金属素材、底面には強化プラスチック素材が使われている。なおナローベゼルを採用することで、同じく17.3型ディスプレイを搭載した「m-Book W890」シリーズに比べて、幅を4mm、奥行きを15.6mm短縮しており、フットプリントで約6.4%の小型化を実現している。

バッテリーは脱着式で、容量は2,750mAh。バッテリー駆動時間は約6.5時間とされている。バッテリー駆動時間は少々物足りないが、コンセントを確保できない場所で長時間利用する際には、予備バッテリーで補える。予備バッテリーはマウスコンピューターのサポートセンターから購入可能だ。

  • 本体の実測重量は2,359g

  • ACアダプタと電源ケーブルの合計重量は実測518.5g

  • ACアダプタのコード長は実測180cm、電源ケーブルの長さは実測100cm

  • ACアダプタの型番は「A17-120P1A」。仕様は入力100-240V~1.8A、出力19.5V 6.15A、容量120W

  • バッテリーは脱着可能。型番は「NH50BAT-4」。容量は2,750mAh

  • ディスプレイの最大展開角度は実測131度。座高の高い筆者でも膝上に置いてディスプレイを正面から見ることが可能だ

USB Type-C 3.1からUSB 2.0まで新旧インタフェースを装備

インタフェースは、USB Type-C 3.1(右側面×1)、USB Type-A 3.1(右側面×1)、USB Type-A 3.0(左側面×1)、USB 2.0(左側面×1)、HDMI(背面×1)、Mini DisplayPort(背面×1)、SDメモリカードリーダー(右側面×1)、マイク入力(左側面×1)、ヘッドフォン出力(左側面×1)と豊富に用意されている。

映像端子はHDMIとMini DisplayPortの2つが用意されているので、本体と合わせて最大3画面のマルチディスプレイ環境を構築できる。フルサイズのSDメモリカードリーダーも、デジタルカメラなどとデータをやり取りする機会が多い方には重宝する装備だ。

1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T対応の有線LAN端子(RJ-45)が用意されているが、無線LANはWi-Fi 6(11ax)対応で最大2.4Gbps(理論値)で通信できる。本製品を無線LAN接続で利用するなら、本体購入時にWi-Fi 6(11ax)対応の無線LANルーターも入手しておきたい。Wi-Fi 6対応無線LANルーターは、マウスコンピューターの直販サイトで12,480円(税別)から購入可能だ。

  • 本体天面。おなじみのマウスコンピューターのロゴが中央に印刷されている

  • 本体底面。バッテリーは2つのつまみをスライドさせるだけで簡単に取り外せる。内蔵型バッテリーのように分解は不要だ

  • 本体前面(上)と本体背面(下)。本体背面には、Mini DisplayPort、HDMI、有線LAN端子(RJ-45)、電源端子が配置されている

  • 本体右側面(上)にはUSB Type-A 3.1、USB Type-C 3.1、SDメモリカードリーダー、本体左側面(下)にはUSB Type-A 3.0、USB 2.0、マイク入力、ヘッドフォン出力が用意されている