豊富な撮影モードと編集機能でオリジナリティを演出

ZR3100が持つ多彩な撮影機能にも触れておこう。まず通常の撮影シーンでは、上部のモードダイヤルを「プレミアムオートPRO」に合わせておけば、まずOKだ。プレミアムオートPROは、被写体や明るさを自動的に判断して、最適な設定でオート撮影するモード。たとえば暗いシーンなら、高速連写を組み合わせて複数枚を撮影、合成することによって、手ブレやノイズを抑えて明るくきれいな写真として保存してくれる。

上部のモードダイヤルで、ひとつだけ青で描かれているのが「プレミアムオートPRO」だ

被写体が決まっているときは「ベストショット」がおすすめ。人物、夜景、風景、パノラマ、スポーツ、ペット、花、料理などなど、豊富な撮影シーンと設定をあらかじめ用意している。ほかにも、黒つぶれと白とびを抑えるHDR撮影、ほとんど真っ暗な状態でも写せるHSナイトショット、ポートレート写真で特に効果的な背景ぼかし(被写体の背景だけを自然にぼかす)、手前から背景までくっきり写す全焦点マクロといった、便利なモードをぜひ使ってみたい。

「ベストショット」モードにて、夕日シーンを選択し、地平線に沈む夕日を撮影。海に沈む太陽と空の色合いを絶妙に写し取ってくれている。筆者は、シーンを選んでシャッターを切っただけ

「アートショット」機能も楽しい。以下にいくつかの作例を掲載したが、普段の何気ない風景も、なぜかアートな雰囲気が漂う。こういった写真もシャッターを切るだけで記録でき、前ページで紹介したエクシリムオートトランスファーを使えば、自動的にスマートフォンへ転送できる。

左側がHDRアート写真、右側が通常撮影の写真。1回のシャッターで、通常の写真とHDRアート写真を同時に記録できる。

ソフトフォーカス

トイカメラ

宙玉

モノクロ