Blackviewから登場したタブレット「OSCAL Spider 8」はアウトドアで使うことを考えたタフなボディーの製品です。強固なボディーに防水防塵性能も高く、外出用として使うのも楽しいタブレットです。

  • タフなタブレット、OSCAL Spider 8

OSCAL Spider 8はIP68の防水防塵、IP69Kの対高温高圧防水、MIL-STD-810Hに対応。ボディーはダブルショットモールディングのTPU+PC構造に背面はグラスファイバーを内部に使用、ハードな仕様に耐えうる構造になっています。ケースをつけずに屋外で使うことをしっかり考えた仕上げと言えます。ディスプレイは10.1インチで1,920x1,200ピクセルを搭載、ガラスはGorillaa Glass 5で保護フィルム無しでも傷がつきにくくなっています。

  • しっかりとした構造のボディー

背面には落下防止のベルト(付属)を取り付けるネジ穴も見えます。バッテリーは13,000mAhと大型で、33Wの急速充電に対応。また他の端末を充電できるリバースワイヤレス給電にも対応するので、ワイヤレスイヤホンやスマートフォンを充電することもできます。なおカメラは1,300万画素です。

  • 13,000mAhバッテリーを内蔵

質量は500gとタフなボディーのため重さがあります。本体サイズは170.1x251.3x14.9mmです。

  • 重厚感あるボディー

実際に屋外で使ってみると、多少ラフに扱っても気になることはなく、安心感があります。カメラはシングルで1,300万画素ですが、HDR撮影が可能で大きな画面を見ながらそこそこいい絵が撮れます。なおチップセットはミドルレンジモデル向けのUNISOC T616なのでシングルタスクでじっくり使うのがよさそう。

  • 大きな画面を使って写真撮影も楽しい

防水防塵対応なので地面の上に置くなどして多少汚れても、すぐに水で洗うこともできるのは便利。レビュー中に屋外で小雨が降ったりしましたが気にせず使い続けられます。公園の水道で本体を洗うのは新鮮な感覚でした。

  • 屋外でも気兼ねなく使える

タブレットの多くがWi-Fiのみ対応ですが、OSCAL Spider 8は4Gに対応します。デュアルSIMカード対応なので、格安SIMなどを入れておけば単体でいつでもデータ通信できます。なお対応周波数はバンド1/3/7/8/20/34/38/39/40/41です。

  • 4G内蔵なので単体通信が可能

海外メーカーのタブレットですが技適を通っているので日本でも問題なく使うことができます。本体の性能としてWidevine L1に対応、動画ストリーミングサービスで高画質な映像を視聴できます。他にも本体ストレージの一部をメモリとして仮想的に使うことができ、8GBメモリを最大16GBまで拡張可能、通知などをオフにするゲームモード、マルチタスクを快適にするローメモリキラーなど、ミドルレンジのスペックをより快適に活用できる機能が搭載されています。

  • 技適取得で日本での使用も問題ない

本体の端子類もすべてカバーされているため、見た目的にも防水防塵に対しての安心感があります。ヘッドホン端子も搭載しているのでいざというときは市販のヘッドホンが使えます。欲を言えばワイヤレス充電に対応していれば、キャップを外すことなく使い続けられるのですが、そのあたりは後継モデルに期待したいところ。

  • 端子はキャップで保護、ヘッドホン端子も搭載

それでは実際に防水性能を試してみます。水に浸けてみても、特に浸水するようなことはありません。ただし水中では画面タッチ操作はできません。

  • 水中に入れても大丈夫

なおカメラは水中撮影にも対応しているとのことです。水中は思ったより暗く遠くまでは写りにくいため、本体を見ずに沈めつつカメラだけ水面に出してこのような写真を撮ってみました。水や水面を使った面白い写真も撮れそうです。

  • 水面から撮影してみた

水から引き上げたらそのまま本体をタオルなどで拭いて使い続けることができます。池の水につけたのでこのあとは水道で水洗いしておきましたが、多少汚れても洗うことができるのはいいですね。

  • 水を拭きとってそのまま使える

普段自分が使っているスマートフォンをタフ仕様のモデルに買い替えるのはなかなか難しいでしょう。一方スマートフォンと合わせて持ち運ぶタブレットなら、このOSCAL Spider 8のようなモデルを使うのも便利なものです。なおBlackviewは日本では店頭販売を行っておらず、海外通販などで製品を流通させています。

  • スマホのお供にタフボディータブレットも向いている