「Windows 10ミニTips」は各回の作成時点で最新のWindows 10環境を使用しています。

「未保存」表示や前方検索ショートカットキーなど

Windows 10 バージョン2004の「メモ帳」には、わずかながらもいくつかの変更が加わったことをご存じだろうか。公式ブログでも紹介されているように、未保存のファイルはタイトルに「*(アスタリスク)」が付与されるようになった。

  • Windows Server 2019(Windows 10 バージョン1903相当)のメモ帳

  • Windows 10 バージョン2004のメモ帳。タイトル部分を拡大している

  • ファイル名を付けて保存すると、「未保存」を示すアスタリスクは消える

一般的なテキストエディターは、編集中のファイルが未保存であることを何らかの手法を用いてユーザーに示し、保存をうながしている。30年以上の歴史を経てメモ帳も同様の機能を実装した。変更点はこれだけではない。

  • 「編集」メニューに「前を検索」が加わった

従来のメモ帳は検索ダイアログボックスで検索方向を指定していたが、「F3」キーによる後方検索と「Shift」+「F3」キーで前方検索をスムーズに実行できるようになった。

また、ステータスバーに文字コード情報が加わったのも軽微な変更点の1つ。ファイルの保存ダイアログも拡張し、従来の「Unicode big endian」が「UTF-16 BE(ビッグエンディアン)」に改称、「UTF-16 LE(リトルエンディアン)」「UTF-8(BOM付き)」が新たに加わった。

  • 編集中のファイル形式(文字コード)が示される

  • 保存ダイアログで指定可能な文字コードも追加された