「Windows 10ミニTips」は各回の作成時点で最新のWindows 10環境を使用しています。
Windows Defenderの除外リストに追加
先日Windows 10を「回復」でリセットしてから、とあるトラブルに悩まされていた。テキストファイルに関連付けたアプリ(秀丸)が起動するまで、数秒を要することがある。常に発生するのであればトラブルシューティングも簡単だが、発生条件が不明確なのだ。
エクスプローラーのトラブルは多様な原因で発生するため、Windowsのトラブルシューティングツール集「Sysinternals」のAutorunsでシェル拡張を確認したものの関連しそうなものは見当たらず。続けてProcess Monitorで動作を可視化してみたところ、MsMpEng.exe(Microsoft Malware Protection Engine)が「%APPDATA%\Microsoft\Windows\Recent」フォルダーに生成したリンクファイルのチェックを行っていた。
そこで思いついたのがWindows Defenderウイルス対策がおよぼす悪影響(MsMpEng.exeは、Windows DefenderやSecurity EssentialsなどWindowsのセキュリティ機能で使われるプロセス)。スキャン機能が過剰に働いていると仮定して対処したところ、ようやくトラブルを回避できた。
前述のとおりエクスプローラーのトラブルは多岐にわたる。筆者の環境では本操作でトラブルを回避できたが、必ずしも読者諸氏の環境で解決するとは限らない。だが、似たトラブルに遭遇した場合、試してみる価値はあるだろう。