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現時点では動作不可能 - 今後のバージョンに期待

新Microsoft Edegは、現在閲覧中のWebページを二次元コードでスマートフォン(スマホ)と共有する機能を実装する予定だ。正確には、Google Chrome 81のコードが同機能を実装したためだ。

筆者が確認したところCanaryチャネル(バージョン81.0.370.0)のみ対応しており、Betaチャンネル(バージョン79.0.309.51)やDevチャネル(バージョン80.0.361.5)は未対応。試験段階の機能である「Enable Shareing page via QR Code」を有効にすると、本機能も有効になった。

  • Canaryチャネルの新Microsoft Edgeを起動し、アドレスバーに「edge://flags/#sharing-qr-code-generator」と入力して「Enter」キーを押す。ドロップダウンリストから「Enabled」を選択し、「再起動」ボタンをクリック/タップする

アドレスバーに「QRコード」というボタンが加わるものの、こちらをクリックしてもタップしても無反応。UIが日本語だからかと英語に切り替えて見たが結果は一緒である。当然、拡張機能の類を無効にしてみたが徒労に終わった。

  • アドレスバーに加わる「QRコード」。クリックしても応答しなかった

  • UIを英語に切り替えたが、日本語環境と同じく応答しない

海外のIT系情報を参照すると、二次元コードを生成するポップアップが現れ、「…」から開くコンテキストメニューにも二次元コードを生成する項目が加わるらしいが、今回の検証で後者は出てこなかった。現時点では完全な実装に至っていないようだ。

2020年1月15日に登場する新Microsoft EdgeはGoogle Chrome 79ベースになると思われる。読者諸氏は一般提供版(GA)が81ベースになったあかつきに、本手順を参考に二次元コード生成機能を試してほしい。

阿久津良和(Cactus)