Windows 11になって、エクスプローラーの右クリックメニュー(コンテキストメニュー)の作成方法が変更になった。もちろん、互換性のため、従来の方法も利用できるのだが、コンテキストメニューを表示させた上で、切り替えを行うなど、ちょっとした手間がかかってしまう。キー一発で、従来のコンテキストメニューを開ければ、作業効率が上がりそうな気がしたので、方法を考えてみた。
ここでは、仮に、Windows 11の標準的なコンテキストメニューを「モダンコンテキストメニュー」の意味で「モダンメニュー」(写真01)と呼び、従来のものを「クラシック・コンテキストメニュー」の意味で「クラシックメニュー」(写真02)と呼ぶことにする。
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写真01: Windows 11のモダンメニューは、右端に項目選択用のキーが表示され簡単に選択できるようになっている。ただし、メニュー項目を追加するためにはCOMオブジェクトを作成する必要があり、従来のレジストリを使った方法に比べて敷居が高い
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写真02: モダンメニューの最下段の「その他のオプションを確認」を選択すると、Windows 10までと同じクラシックメニューが表示できる。ここには、従来通りにレジストリに登録したメニュー項目が表示される
さて、クラシックメニューを呼び出すには、マウス操作として「右クリック ⇒ その他のオプションを確認をクリック」という2手間がかかる。キーボードを使うなら「Apps」キー(Windowsアプリケーションキーという。メニューキーとも)、Shift+F10でモダンメニューが表示されるが、その後「w」、「2」を押すことでクラシックメニューを表示できる。「Apps」キーは、メニューキーなどと呼ばれ、109キーボードなら、キーボード最下段で右端のコントロールキー(R-Ctrlキー)の1つ内側あたりが標準的な配置場所である。
ところがAppsキーに関しては、物理キーがなくFnキーなどのハードウェア固有キーを併用して入力するものが少なくない。いままであまり利用されてこなかったのであろう(使ったことある?)。
しかし筆者としては、一発でクラシックメニューを出したい。そこで、まったく使っていない「カタカナ/ひらがな」キー(以下カナキー)をAppsキーにしてみた。筆者が現在利用しているのは、東プレのREALFORCE R3HI17(スペースキーが2つに分かれているモデル)で、専用ソフトウェアを使うことでキートップと発生コードを再定義できるようになっている。REALFORCEシリーズはR3世代から、キー定義が可能になり、最近のファームウェアでは、最大16個の「ShortCut(ショートカット)」を物理キーに割り当てられる。ショートカットとは、AltやCtrlなどの修飾キーとそれ以外のキー(キートップ)を組み合わせたものを指す。
残念ながら、REALFORCEのShortCut機能では、Appsキーを含められない。なので、利用していないカナキーにAppsキーのコードを割り当てている。
利用しているキーボードにキー割り当ての機能がない場合には、古くからある方法としてレジストリでキーが発生するスキャンコードを入れ替える方法がある。これに関しては、マイクロソフトのサイトに解説ページがある。
■Configuration of Keyboard and Mouse Class Drivers
また、この方法(キースキャンコードの割り当て)に関しては、さまざまな解説記事がインターネットにあるので、それらを参考にするといいだろう。この方法は、Windowsマシンなら特にソフトウェアをインストールすることなく利用できる。一回動作を確かめたあと、レジストリエディタで書き込んだ部分をエクスポートしておけば、他のマシンにも簡単に設定が可能だ。
ソフトウェアをインストールしてもいいのであれば、PowerToysのKeyboard Managerを使う方法がある。なお、この方法であれば、キーボードの任意のキーを押して修飾キーを付けたショートカットキーのコードを発生させることができる。この方法なら、キーの単独押しでクラシックメニューを一発で出せるようになる(写真03)。
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写真03: PowerToysのKeyboard Managerを使って、スクロールロック(ScrLok)キーに「Shit+Apps」を割り当ててみた。スクロールロックキーは、これまでExcelぐらいしか使っているのをみたことがない。また、筆者はテンキーを使わないのでテンキーのスラッシュキーにも割り当ててみた。このあたりは、割り当てたスクロールロックキーを割り当ててもいいかもしれない
今回のタイトルネタは、キーの割り当てから1960年のイタリア映画「Assignment: Outer Space」である。CGもない時代のミニチュア特撮の映画だが、暴走する宇宙船を止めて地球を救うなどSF特撮映画の基本を押さえてあり、意外に楽しめて一見の価値あり。
