「Windows 10ミニTips」は各回の作成時点で最新のWindows 10環境を使用しています。

回復&残ったMicrosoftアカウントを削除する

当初は見送る予定だったが、結局Surface Pro 7を購入した。LTEモデルがSurface Pro Xに限定されることが明確になったことと、現在バックアップマシンになっているSurface Pro(第5世代)を家族に譲り渡すためである。

筆者は普段、Windows 10のセットアップは最初にローカルアカウントを作成し、その後Microsoftアカウントに切り替えている。しかし今回、並行してアプリのインストールしていたのが原因なのか分からないが、切り替えできなくなってしまった。

  • ローカルアカウントからMicrosoftアカウントに切り替えると、「(アカウント名)は既に存在します」とのメッセージが現れ、切り替えに失敗する

レジストリエントリーを削除するなど試してみたが、どの方法でも回避できない。改めて「回復」から初期状態に戻し、ローカルアカウントしか存在しない状態から試してみても同様にダメ。そこで、各所を確認してみたところ、「家族とその他のユーザー」にMicrosoftアカウントのデータが残っていた。

  • 「設定」の「アカウント/家族とその他のユーザー」残っていたMicrosoftアカウント。「削除」→「アカウントとデータの削除」と順にボタンをクリック/タップする

  • その後、ローカルアカウントからMicrosoftアカウントへの切り替えを試みるとうまくいき、無事Windows Helloの設定ステップに進んだ

上記手順で無事、Microsoftアカウントへの切り替えに成功したが、振り返ってみると、初回のローカルアカウント→Microsoftアカウント切り替え時、Microsoftアカウントで設定した名前ではなく、ローカルアカウントの名前が表示されていた。この時点でトラブルが発生していたのだろう。

今回の手順が表題のトラブルに必ず通じるとは述べられないが、一助になれば幸いだ。

阿久津良和(Cactus)