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OneDriveもInsiderプログラムの対象に

MicrosoftはWindows 10に限らず、Office 365やXBoxなど多くのソフトウェアで、一般公開前の機能にアクセスできるInsiderプログラムを走らせているが、対象リストにOneDriveが加わったことをご存じだろうか。

  • 通知領域のOneDriveアイコン→「…」→「設定」と順にクリック/タップする

  • バージョン情報から「リリース前にOneDrive Insiderプレビューの更新プログラムを取得する」→「OK」ボタンと順にクリック/タップする

この操作でHKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\OneDriveキーにDWORD値「EnableFasterRingUpdate」が作成され、データは「1」に書き換わる仕組みだ。

  • 先の手順を実行すると作成されるDWORD値「EnableFasterRingUpdate」

後はPCを数分放置すれば、OneDriveクライアントの更新が始まる。だが、バックグラウンドで実行するため、そのタイミングを見極めるのが難しい。面倒でなければPCを再起動した方が確実だ。

  • 更新後のOneDriveクライアント。ビルド19.131.0704.0007に更新された

具体的な更新内容はリリースノートで確認できる。また、Microsoft 365 Roadmapから、「In development」を選択すると、文字どおり開発中の機能を表示できる。OneDrive for Businessに関する情報が多いものの、クライアントや同期に関する機能は、個人用OneDriveにも少なからず影響を与えるため、定期的なチェックをおすすめする。

  • 「Microsoft 365 Roadmap」でOneDriveに関する開発中の機能を検索した例

阿久津良和(Cactus)