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テーマを拡張機能としてダウンロードする

Chromeウェブストアでは拡張機能以外に、外観を変更するテーマファイルを配布している。

  • Chromeウェブストアのテーマページ

だが、エンジンをChromiumに変更した新Microsoft Edge（本稿公開時点ではインサイダー向けプレビューのみ提供）でインストールを試みると、サポートしていないとの理由からエラーになってしまう。詳細を確認すると、「テーマおよびアプリはMicrosoft Edgeをサポートしていない」旨の説明が現れる。

  • 新Microsoft Edgeではエラーになるテーマのインストール

この問題を回避するのが、テーマを拡張機能としてダウンロードする「Get CRX」を使う方法だ。筆者が試した限りでは、Chromeチームが作成した基本的なテーマは適用できたものの、複雑なテーマは適用できない場合もある。

  • 新Microsoft Edgeで「Get CRX」のページから同拡張機能をインストールする

  • 適用したいテーマページを開き、Get CRXのメニューから「Get CRX of this extension」をクリック/タップする

  • コモンダイアログが現れたら、デスクトップなどにファイルを保存する

  • CRXファイルを新Microsoft Edgeにドラッグ&ドロップ。警告メッセージが現れたら「Continue」ボタンをクリック/タップする

  • 確認をうながすメッセージが現れたら「Add extension」をクリック/タップする

  • ダウンロードしたテーマが新Microsoft Edgeに適用された

テーマの削除はファイルの編集とフォルダーの削除

残念ながら、この方法は拡張機能の一覧に追加したテーマが並ばないため、新Microsoft Edgeに適用したテーマを削除するには、Chromiumの設定を管理するPreferencesファイルの直接編集が必要だ。

まずは新Microsoft Edgeを終了させ、タスクマネージャーなどでプロセスが終了していることを確認してから、下記手順を実行する。なお、下図はCanaryチャンネル（ほぼ毎日更新される初期段階のビルド）の手順のため、Devチャンネル（毎週更新される開発向けビルド）の場合は、「%LOCALAPPDATA%¥Microsoft¥Edge Dev¥User Data¥Default」を参照してほしい。

  • 「Win」+「R」キーを押して「ファイル名を指定して実行」を起動し、テキストボックスに「%LOCALAPPDATA%¥Microsoft¥Edge SxS¥User Data¥Default」と入力して「OK」ボタンをクリック/タップする

  • Defaultフォルダーが開いたら「Preferences」ファイルをメモ帳などで開き、「theme」で検索を実行。指定範囲を削除する

テーマファイルに関する定義は「"theme":{"id":"{ID}","pack":"{パス}"},」となっているため、この範囲を削除。さらに、パス部分に記述された内容を参考にフォルダーを開き、IDと同じ名前を持つフォルダーを削除すればテーマを削除できる。

  • ID名を持つフォルダーを削除すれば、テーマの削除が完了する

阿久津良和(Cactus)