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マウスカーソルの色が変更できるように

Windows 10 バージョン1903の地味(というと怒られるかもしれないが目立たない)な改良点の1つに、マウスカーソル(ポインター)の配色変更がある。

  • Windows 10 バージョン1809の「設定」における「簡単操作/カーソルとポインターのサイズ」

  • Windows 10 バージョン1903の同箇所。名称も「カーソルとポインター」に変更された

スライダーでマウスカーソルのサイズを変更し、配色も変更可能になった。本来「簡単操作」は身体にハンディキャップを持っている人向けの機能だが、加齢による見えづらさのため筆者もマウスカーソルサイズを大きめにしている。しかし、本連載のネタを集めるために「設定」の項目を徒然(つれづれ)と眺めるまで気づかったのは秘密だ。

  • スライダーを左右に動かすことでマウスカーソルサイズを縮小・拡大。「カスタムポインターの色の選択」をクリック/タップすると、マウスカーソルの配色を変更できる

マウスカーソルの色は、背景画像や背景色との相性にもよるが、個人的には奇抜な色のほうが目立つと考えている。そこでおすすめするのが、ユーザーの好みに応じた配色のカスタマイズだ。

  • 「ユーザー設定のポインターの色を選択します」→同名のウィンドウに並ぶ「さらに表示」をクリック/タップし、HTMLカラーやRGBで配色を指定したら「完了」をクリック/タップする

「カーソルとポインター」内の設定項目では、RGB/HSV/HTMLカラーからポインターの色を選択できる。カスタマイズカラーを設定すると、推奨色の末尾に、自分が選択した色が加わり、白色などの縁取りを含んだ配色がマウスカーソルに適用される。

  • 丸罫線で囲んだように、マウスカーソルの配色が変更された

最近ディスプレイを見続けることに疲れを覚える方や、マウスカーソルを見失うことが多くなった方は、より分かりやすい配色で見つけやすくしてほしい。

阿久津良和(Cactus)