仕事の生産性を高めるためには、タスク管理が第一歩。それがなかなか面倒で続かなくて…という方にぜひ活用してほしい機能が、iOS 14で追加されました。効率的なタスク管理に役立てましょう。

<1>「ウィジェット」でホーム画面にリストが常駐

せっかくリマインダーを作成しても、その存在を忘れてしまっては意味がありません。iOS 14で追加された「ウィジェット」を使えば、ホーム画面にリストを常駐させることができます。

  • ホーム画面を長押しして、編集可能な状態になったら左上の「+」をタップ→ウィジェットの一覧が表示されます。リマインダーのウィジェットをタップ

  • 3種類のサイズから使いたいものを表示させ「ウィジェットを追加」をタップ→ウィジェットが配置されました。「完了」をタップ

ウィジェットに常駐させるリストは変更することができます。

  • 配置されたウィジェットを長押しし、「ウィジェットを編集」をタップ→リスト名をタップ→一覧が出たら常駐させたいリストを選択します

これでいつでもホーム画面からリマインダーを確認でき流ようになりました。ウィジェット上から手早くリストを開き、実行済みにすることができます。

<2>メールアプリによるリマインダーの提案で効率化

タスクの内容や期日に関するやりとりをメールで行うことはよくありますね。iOS 14では、そんなメールの内容からSiriがリマインダーの作成を提案する機能が追加されています。おそらく、カレンダーのイベント検出と同様のスタイルになると思われます。

  • カレンダーのイベント検出機能の例。メールの内容からSiriが日時指定のイベントを検出すると、1タップで新規イベントを作成

ただ、残念ながらこれに合致する動作がリマインダーで再現できませんでした。そんな時は手動でリマインダーを作成しましょう。

  • メール上の日時表記をタップし、メニューが出たら「リマインダーを作成」を選択→リマインダー作成画面が表示されます。必要に応じて件名や日時を修正して「追加」

この方法はメッセージやメモに記載された日時からも利用できます。

  • メッセージやメモに書かれた日時も、タップすると新規リマインダーを作成できます

<3>日付・時刻選択が効率化

リマインダーの期限を設定する際の日時選択ツールが一新され、視覚的に選びやすく、先の日付へも移動しやすくなりました。

  • 新しい日時選択ツール。カレンダーは月表示になり前後の日付へ手早く移動が可能に。時刻はテンキーで入力します

<4>まとめて編集で効率化

複数のタスクをまとめて実行済みにしたり、予定変更で期限を設定しなおすなど、まとめて編集ができるようになりました。

  • リマインダーのリスト画面を開き、右上の「…」をタップ。メニューが出たら「リマインダーを選択」をタップ→編集したいタスクにチェックし、下部から使いたいメニューを選択

  • ここでは日時設定を使ってみました。カレンダーで日付を選択し「適用」をタップ→まとめて日時が設定されました

<5>絵文字でリストをカスタマイズ

リマインダーをカテゴリ別に整理できる「リスト」のビジュアルを、より多彩にカスタマイズできるようになりました。情報をわかりやすく整理することも効率化に役立ちます。

  • リマインダーのメイン画面を開き、リスト名を左へスワイプして「i」をタップ→「名前と外観」編集画面が開きます。アイコンのカラー、イラストを選択します。iOS 14でイラストの種類が増えています

  • 絵文字も選択可能です→最後に「完了」をタップします