新社会人のみなさん、新しい生活はいかがですか? お仕事でもiPhoneをお使いでしょうか? ビジネスの現場では、今まで使っていなかった機能が必要になるかもしれません。どんなシーンでどう活用すればいいのか、今回は研修中や会議中など、通話できない場所での通知・着信対策をご紹介します。

基本は「おやすみモード」+カレンダー連携で

仕事でも連絡手段として欠かせないiPhoneですが、研修中や会議中など通話できない場所で通知・着信があると焦りますよね。静かな場所ではバイブ音も響いてしまうもの。かといって、iPhoneを取り出して対応するのもちょっと気が引ける…。そんな時には「おやすみモード」を活用しましょう。

おやすみモードは、ロック中に通知や着信があっても音・光・バイブを発しない状態にする機能です。いきなり誰かがLINEを連打してきても、これなら周囲に気付かれません(自分も気付きませんが)。

おやすみモードはコントロールセンターから設定できます。おやすみモードアイコンをタップすればOK、なのですが、この時アイコンを強押し(または長押し)して解除のタイミングを指定しておくのがポイント。解除を忘れたまま後で大事な通知を見落としてしまった、という事態を避けることができます。

  • コントロールパネルを開く→おやすみモードのアイコンを強押し(または長押し)→解除のタイミングを選択

会議などの予定が事前に決まっている場合は、「カレンダー」にイベント登録しておくのがおススメ。おやすみモードの解除をイベント終了時刻に指定できて便利です。

  • カレンダーと連携。おやすみモードの解除タイミングを直近のイベント終了時刻に指定できます

おやすみモード中のiPhoneに電話をかけた側は?

おやすみモード中のiPhoneに電話をかけた場合、発信側は通常の呼び出し音が鳴っている状態に聞こえます。

  • 相手がおやすみモードでも、発信側には呼び出し音が聞こえています。受信側はロック中なら通知なし。ロック解除すると着信履歴の通知が届いています

おやすみモード設定時の注意点

おやすみモードにしておいたのに、着信が鳴ってしまった?! そんな時は、下記の2つの理由が考えられます。設定をチェックしてみましょう。

一部の連絡先について着信を許可する設定になっている

おやすみモードでも、一部の電話やFaceTimeの着信を許可する設定があります。「よく使う連絡先」やグループごとに許可したり、すべてを許可/拒否することも可能です。

  • 設定→おやすみモード→「着信を許可」の順にタップ

  • おやすみモード中に着信を許可する相手を設定します。「誰も許可しない」を選択すると、すべての着信が鳴らない状態になります

繰り返し着信があった場合に通知する設定になっている

おやすみモードの初期設定では、同じ人から3分以内に2回目着信があった場合に通知される状態になっています。これは下記の項目で変更することができますが、発信側からは「何度もかけているのに出ない」状態に聞こえてしまうのでご注意ください。

  • 設定→おやすみモード→「繰り返しの着信」をオフにします

着信音が鳴ってしまったら「ボタン2度押し」で対処

おやすみモードにし忘れたり、繰り返し着信が来てiPhoneが鳴ってしまった場合はどうすればいいでしょうか。ここでは電話に出られないのに鳴ってしまった場合のスマートな対処法を3つご紹介します。

1)そのまま着信を終了する

  • サイドボタンを2回押すと、通話せずに着信が終了します

2)定型メッセージで返信する

  • 「メッセージで返信」をタップ(着信音が消えます)→メッセージを選択して送信→相手側にSMSで届きます

3)あとで折り返しかけるよう自分に通知する

  • 「あとで通知」をタップ(着信音が消えます)→通知するタイミングを選択→指定したタイミングでリマインダー通知が届きます。通知から直接発信が可能