筆者はMacBook Proで動画編集をすることが多く、動画素材やFinal Cut Proのライブラリは高速な外付けSSDに置いています。内蔵ストレージの容量を圧迫せずに済み、別のMacへ作業環境を移しやすいのも便利です。

ただ、短いケーブルの先にSSDがぶら下がった状態はどうにも邪魔で、地味にストレスでした。SSDが宙ぶらりんになったり、ちょっと机の上を片付けようとした拍子に引っかけそうになったり……。MacBook Proを開いたまま少し場所を移動したいときも、SSDがブラブラして落としそうで気を使っていました。

そんなとき、Can★Do(キャンドゥ)の店頭で見つけたのが「貼るポケット」(330円)です。その名の通り、好きな場所に貼り付けて使えるポケットで、裏面の粘着テープを使って平らな場所に貼り付け、ちょっとした収納スペースを追加できるというアイテムです。これをMacBook Proのディスプレイ背面に貼れば、あのSSDの格納場所になるのでは?とピンときたんです。

  • Can★Doで330円で購入した「貼るポケット」。サイズは約15×12cmです

    Can★Doで330円で購入した「貼るポケット」。サイズは約15×12cmです

サイズは約15×12cm、材質はポリエステル・ポリウレタン・ナイロン・PVC・アクリル系粘着剤とのこと。パッケージにはモバイルバッテリーやマウスを収納する使用例が掲載されていて、側面にはペンホルダーも付いています。

  • (左から)袋から取り出した「貼るポケット」/開口部は大きく開き、生地には伸縮性があります

使い方は簡単。設置場所を決めたら裏面のシートを剥がし、そのまま貼り付けるだけです。

  • 裏面の保護紙を剥がして、平らな場所に貼り付けます

    裏面の保護紙を剥がして、平らな場所に貼り付けます

MacBook Pro背面に貼ってみた

さっそくMacBook Proのディスプレイ背面(天板)に貼り付けてみました。まず入れてみたのは、もちろん外付けSSD。SSDをポケットに差し込み、そのまま短いUSB-CケーブルでMacBook Proにつないでみると、これがなかなかいい感じです。

これまではMacBook Proを動かすたびにケーブルの先でSSDがブラブラしていましたが、ポケットに入れてしまえば背面に収まってスッキリ。机の上でMacBook Proを少し動かすときにも、SSDが宙ぶらりんになりません。

ケーブルも余計に散らばらず、見た目もスッキリします。たったこれだけのことなのですが、動画編集をしている間ずっと気になっていたSSDの置き場所が決まるのは、やっぱり快適です。

ただし、筆者の使い方ではひとつ注意点がありました。SSDとMacBook ProをつないでいるUSB-Cケーブルが短いため、ポケットの開口部をUSB-Cポートに近づける必要があります。そのため今回は、ポケットの開口部が横を向くように貼り付けました。

  • MacBook Proの天板に貼り付けたところ。開口部がポート側を向くようにあえて横向きに貼りました

パッケージには、持ち運ぶ際は収納物の落下を防ぐため「開口部を上に向けて持ち運んでください」と記載されています。しかし、今回のように開口部を横向きに貼ってしまうと、この条件は満たせません。

つまり筆者の場合、「SSDを入れたまま持ち運ぶためのポケット」というより、動画編集などの作業中にSSDをMacBook Proの背面へ固定しておくためのポケットとして使うことになりそうです。移動するときはSSDを取り出す、くらいの使い方がちょうどいいと感じました。

  • (左から)SanDisk Extreme PROを上に置いてサイズを比較/ポケットに収納すると、このように少し膨らみます

貼り付け自体はシートを剥がして押し当てるだけなので、作業は数十秒で完了。位置を決めるときに軽く仮当てしてから本貼りしました。

ただし、後述するように貼り直しはできないため、ここは「だいたいこの辺でいいかな」と勢いで貼るのはNG。ケーブルの長さやポートの位置まで確認して、貼る場所と向きをしっかり決めておくのがよさそうです。

  • 外付けSSDを収納したままMacBook Proを使用しているところ。写真ではSSDの位置がわかるように少し外へ出しています

    外付けSSDを収納したままMacBook Proを使用しているところ。写真ではSSDの位置がわかるように少し外へ出しています

マウスやケーブルも収納できる

もちろんSSD専用品ではありません。パッケージでもモバイルバッテリーやマウスの収納例が紹介されているので、MacBook Proと一緒に使う小物の「定位置」を作るアイテムと考えるのがよさそうです。

SSDを使わないときには、マウスや予備のUSB-Cケーブルなどを入れておくのもグッド。デスク周りで置き場所に困りがちな小物をサッと入れておけます。

  • (左から)AppleのMagic Mouseを上に置いてサイズを比較/収納するとポケットが大きく膨らみます

ただし、何でもガッツリ詰め込めるわけではありません。パッケージにも、重すぎる物や鋭利な物を入れたり、収納物を入れすぎたりしないよう注意書きがあります。ポケットに収まるからといって、重い機器を無理やり詰め込むのはNGです。

また、前述したように筆者は開口部を横向きにしているため、マウスなどを入れた状態でMacBook Proを持ち運ぶ使い方もしないつもりです。あくまで作業中の小物置きとして使うのがよさそうです。

一番気になるのは、やっぱり粘着面

一方で、使いながらずっと気になっているのが粘着面のことです。この「貼るポケット」は裏面のほぼ全面が粘着面になっているタイプ。シートを剥がしてMacBook Proへ直接貼り付けるため、貼る瞬間は正直ちょっと勇気がいります。

…というのも筆者は以前、MacBook Proの天板にステッカーを長期間貼っていたところ、剥がしたあとに跡が残ってしまった経験があるんです。糊が残ったわけではなく、貼っていた部分とその周囲で色味に差が出てしまい、きれいに元には戻りませんでした。

しかも、今回は筆者の心配だけではありません。パッケージにも、本品を剥がす際に糊が残ったり、取り付け箇所の表面が傷ついたりするおそれがあると明記されています。

さらに、一度剥がすと粘着力が低下し、再度貼り直すことはできないとのこと。使用方法にも「本品は貼り直しを想定していないため、貼り付ける際は十分ご注意ください」とあります。つまり、「とりあえずここに貼ってみて、イマイチだったら別の場所へ」という使い方はNGなんです。

SSDがブラブラしなくなる便利さはかなり魅力的ですが、MacBook Proの天板に長期間貼りっぱなしにしたとき、剥がしたあとまできれいな状態を保てるかはわかりません。筆者としては、ここが本製品を使ううえで最大の気がかりです。

MacBook Proへ直接貼ることに抵抗があるなら、装着しているハードケースなどの上に貼って使うほうが、精神的にはラクかもしれません。

まとめ:330円でSSDのブラブラ問題がかなりスッキリ

今回購入した「貼るポケット」は、外付けSSDをMacBook Proにつないで動画編集する筆者には、かなり便利なアイテムでした。短いケーブルの先で垂れ下がっていたSSDを背面に固定でき、デスク周りもスッキリ。マウスやケーブルなどの小物入れとしても使えます。

ただし、短いUSB-Cケーブルでは開口部を横向きにする必要があり、パッケージ記載の持ち運び方はできません。また、貼り直しができず、剥がした際の糊残りや傷も気になるところ。それでも、330円でSSDの「定位置」を作れる手軽さは魅力的です。