KDDIは7月28日、AIを活用した新サービス「Buffmee」(バフミー)を同日から提供開始した。国内の主要な出版社やWebメディアのコンテンツを情報源として、情報の検索や要点の整理などが対話型のUIでできる。好みのメディアのコンテンツをもとに、自分が読みたい内容を独自の記事としてまとめるオンデマンドマガジンも用意するなど、見せ方も工夫した。出典を明示しながら情報を提供することで、「この情報は信じても大丈夫なのか」という不安を感じずに誰でも安心して利用できるサービスとした。
プランは、閲覧コンテンツに制約のある無料プランと、無制限で利用できる月額980円のプレミアムプランの2つ。サービス開始を記念して、申込日から1年間、プレミアムプランが無料で利用できるキャンペーンを実施する。終了日は未定。
生成AIの進化により、さまざまな情報を手軽に入手できるようになったが、不正確な情報をアウトプットするハルシネーションが問題になっている。また、生成AIで誰もが情報を手軽に作成して公開できるようになり、検索して出てきたWebサイトの情報が本当に正確なのかを判断しづらくなっている状況もある。
メディア側としては、インターネットで公開した情報をAIに無断で利用されることや、AIによる回答で満足して情報元のサイトにアクセスしない「ゼロクリック検索」が、メディアのビジネスモデルを揺るがす大きな問題になっている。
そこで、KDDIはAIと共存して生活する時代における「信頼できる情報の受け取り方」を考え、Buffmeeを開発した。Buffmeeは、一般的な検索サイトや生成AIとは異なり、無差別にインターネットの情報を参照するのではなく、許諾を得た出版社やWebメディアの信頼性の高いコンテンツのみを情報源とするのが特徴。それらのコンテンツをもとに、AIが情報の検索や要約、整理を行い、出典を明示したうえで表示する。当初は約150のコンテンツをラインナップする。
見たい情報を引き出すのに専門的なプロンプトを考える必要がないよう、自分の目的に合った7つのボタンから選ぶだけで、必要な情報を最適な形で引き出せるようにした。ボタンは以下の7種類。
- 検索:コンテンツを検索し、関連した箇所を抽出・整理して回答
- 要約:「3つのポイント」「箇条書き」など、指定した形式で分かりやすく要約
- 分析:比較、傾向把握、重要箇所の抽出など、情報を多角的に整理、分析する
- 画像生成:コンテンツの情報ソースをもとに関連する画像を生成
- 提案:利用者の状況や課題に応じて、具体的なアドバイスやプランを提示
- 問題演習:コンテンツに基づく問題を自動生成し、演習を通じて理解度を確認
- フラッシュカード:暗記カードを自動生成し、反復学習や進捗管理をサポートする
当初はチャット形式のサービスを提供するが、今後は自分が読みたい内容を独自の記事として構成するオンデマンドマガジン機能や、資格や勉強のコンテンツで学びの度合いが確認できるダッシュボード、異なるメディアの情報を横断でピックアップする機能なども2026年度末までをめどに提供する。








