最初に結論:LINEとPayPayが2026年夏にアカウント連携開始。トーク上で送金や割り勘ができるようになる
記事の重要ポイント:
  • 1:LINEのトーク上で「PayPay残高」の送る・受け取るや割り勘が可能に。アカウント連携が条件
  • 2:「LINEミニアプリ」版の「PayPay」を提供、PayPay未登録のLINEユーザーもLINE上で口座開設が可能に
  • 3:「LINEポイント」を「PayPayポイント」へ統合。連携しない場合、統合後に獲得したポイントは28日で失効

PayPayとLINEヤフーは7月2日、「LINE」と「PayPay」のアカウント連携を2026年夏より開始すると発表した。LINEのトーク上でのPayPay残高の送金や割り勘、LINEポイントとPayPayポイントの統合など、両サービスをつなぐ新たな体験を順次提供する。

  • 「LINE」と「PayPay」のアカウント連携イメージ

    「LINE」と「PayPay」のアカウント連携イメージ

本連携により、PayPayアプリを介さずに、LINEのトーク上で「PayPay残高」の送金や、「グループ支払い」機能による割り勘が利用できるようになる。アカウント連携にはユーザーの同意が必要で、連携を行わない場合もLINEおよびPayPayの基本的な機能は従来通り利用できる。

ただし、アカウント連携を必要とする機能や、ポイント統合開始後にLINE上で獲得した「未連携PayPayポイント」は利用できない。また、すでにLINEとYahoo! JAPANもしくはPayPayとYahoo! JAPANのアカウントが連携済みの場合、今回の連携に同意するとLINE、Yahoo! JAPAN、PayPayの3アカウントが連携される

「LINE」のトーク上で「PayPay残高」の「送る・受け取る」機能が利用可能に

「PayPay」の「送る・受け取る」機能は24時間365日無料でPayPay残高を送金できる機能で、スマホ決済における送金回数のシェアは98%を占めるという(キャッシュレス推進協議会の公表資料をもとにPayPayが集計、2025年の数値)。

  • 「LINE」トーク上での「PayPay」の送る・受け取る機能の利用イメージ

    「LINE」トーク上での「PayPay」の送る・受け取る機能の利用イメージ

飲み会やプレゼントの割り勘、家族間のお金のやり取り、お小遣い、お祝い金やお年玉など、さまざまなシーンで利用されている。アカウント連携により、LINEのトーク上でPayPay残高の送金やグループでの割り勘が利用できるようになり、コミュニケーションの延長線上でスムーズにお金のやり取りができるようになる。

また、PayPayアプリ上ではユーザーの設定によりLINEの友だちの表示が可能となり、よりスムーズにLINEの友だちへPayPay残高を送れるようになるほか、「LINEミニアプリ」版の「PayPay」も提供予定だ。PayPayを利用していないLINEユーザーは、PayPayアプリを介さずLINE上でPayPayアカウントを登録できるようになる。

「LINEミニアプリ」版の「PayPay」を提供

LINE上で提供するウェブアプリケーション「LINEミニアプリ」版の「PayPay」も提供する。PayPay残高や保有するPayPayポイントの確認をはじめ、送る・受け取る機能、取引履歴の確認、ATMからのチャージなど、PayPayの機能をLINEアプリ内で利用できるようになる。なお、PayPayの利用上限とLINEミニアプリ版PayPayの利用上限は異なり、決済やポイント運用などの機能はLINEミニアプリ版では利用できない。

  • 「LINE」上での「PayPay」による利用上限のイメージ

    「LINE」上での「PayPay」による利用上限のイメージ

PayPayアプリ上に「LINE」の友だちリストが表示、やり取りがよりスムーズに

アカウント連携により、PayPayアプリ上でユーザーが設定することでLINEの友だちが表示されるようになる。これにより、電話番号やPayPay IDを確認することなく、LINEでつながっている友だちへPayPayの送る・受け取る機能が利用できるようになる。

  • PayPayアプリ上の「LINEの友だちリスト」表示イメージ

    PayPayアプリ上の「LINEの友だちリスト」表示イメージ

「LINEポイント」を「PayPayポイント」へ統合

両社は「LINEポイント」を「PayPayポイント」へ統合し、より利便性の高いポイントサービスを提供する方針も明らかにした。統合後は、LINEとPayPayをアカウント連携することで、LINEポイントが有効期限のないPayPayポイントへ自動的に移行される。

  • 「LINEポイント」から「PayPayポイント」への統合イメージ

    「LINEポイント」から「PayPayポイント」への統合イメージ

アカウント連携を行わない場合、ポイント統合以前から保有するLINEポイントは引き続きLINEポイントとして利用できるが、統合後にLINEサービス上で獲得したポイントは獲得後28日間「未連携PayPayポイント」として保持され、期間内にアカウント連携しない場合は消滅する。

PayPayポイントは日常の決済のほか、「PayPayポイント運用」「PayPay証券」「PayPayほけん」、寄付やお賽銭、「PayPayカード」の支払いへの充当など幅広く利用できる。さらに、LINE上のECサービスでの買い物にもPayPayポイントが付与されるほか、「LINEギフト」でギフトをもらうとPayPayポイントがもらえるなど、コミュニケーションの中でポイントが貯まる体験も提供予定だという。連携による各種機能の提供やポイントの統合は、アカウント連携開始以降、順次実施される予定だ。