6月26日まで、東京ビッグサイトで「推し活EXPO」が開かれました。その名の通り、ブームの“推し活”をテーマにした展示会で、自分の推しの応援グッズを自作する提案や、推し活を充実したものにする便利なサービスが所狭しと展示されていました。
推し活ブームを逃すまいと、プリンターメーカー各社も出展。各社とも個性あふれる提案があって、なかなか面白いと感じました。
金箔などの箔が印刷できる“箔プリンター”で推し活を華やかに!
まずはブラザーです。ブースで目を引いたのが、金箔などの箔が印刷できる異色の“箔プリンター”「HAK110」。レーザープリンターで印刷した用紙を上部から投入するだけで、印刷されている部分(トナーが乗っている部分)に箔が重ねてプリントされる、というユニークな製品です。
試しに名刺を投入したところ、文字やロゴがすべてゴールドの箔になって出てきました。面倒な設定やスキャンの必要はなく、印刷済みの紙を投入するだけなのでとてもラクチン。箔は金色や銀色、ターコイズなど8種類あり、真っ黒な用紙に印刷するととても映えます。
プリンター本体の実売価格は418,000円と高価ですが、従来のインクジェットプリンターでは不可能な箔のプリントが簡単にできるのは魅力。箔はとにかく目立つうえ、華やかさがアップするので、推し活との相性はバツグンだと感じました。
さらに、プリンターと一体化した缶バッジ自動作成機「カンバッジメイカー BB1-5700」も目を引きました。本体下部のプリンターでプリントされた用紙が自動で上部の缶バッジ製造部に入り、用紙と透明フィルムを重ねたうえで円形にカットし、バッジ本体のカシメ加工などの処理を自動で行い、ものの1分ほどで完成します。
バッグに推しのバッジをたくさん付けている人も多いと思いますが、このカンバッジメイカーがあれば世界に1つの推しバッジが手軽に作れます。ユニークなのが、背面に透明のパーツが組み込まれており、自立用のスタンドとして使えること。バッジ派にはたまらないこの製品、価格は165万円ということです!
小型写真プリンターが企業の推し活イベントで大活躍
続いてキヤノンです。キヤノンが推し活の軸として活用しているのが、昇華型熱転写式の小型フォトプリンター「SELPHY」でした。
アイドルやアニメのイベントなど、さまざまな外部企業に提供しているサービスとしては、絵柄がランダムでプリントされる“ガチャ”的なプリントサービスがあります。表示&制御用のタブレットと組み合わせるだけでサービスが展開でき、タブレットにはガチャガチャを模したグラフィックスが表示され、ドキドキを演出します。
カスタムファームウエアをSELPHYに組み込むことで、タブレットを使わずにSELPHY単体で同等のガチャサービスが提供できるスタンドアロン運用も可能とのこと。
プリンター自体が小型軽量というメリットを生かし、タブレットと組み合わせればフレーム付きの自撮りプリントが楽しめるキオスク端末も手軽に作れるそうです。
SELPHYは小型ボディが売りですが、それだけに本体に収納できるプリント用紙の枚数が少なく、給紙の手間が課題。そこで、キヤノンは既存のSELPHYに後付けできる大容量給紙ユニットを試作していました。製品化は未定ですが、イベントなどの際に重宝しそうです。
インクジェットプリンターのPIXUSは、透明フィルム(OHPフィルム)にプリントしたものを1cm程度の厚みがある100円ショップのアクリル板に貼り付けることで、市販品よりも重厚なアクスタが自作できることをアピール。プリントした透明フィルムを両面に貼り付ければ、メインのキャラクターと背景で遠近感のある仕上がりもできそうです。
プロジェクションマッピングで推しを立体的に表現!
最後はエプソンです。エプソンが強みを持つ家庭用プロジェクターを利用したプロジェクションマッピングで、部屋に立体的な推しを展開する活用を提案していました。プロジェクションマッピング、複雑な設定が必要では…と思いがちですが、マッピング用のスマホ&タブレット用アプリを使えば、複数の物体に対して角度やサイズを決めて投影できます。プロジェクターの機種を問わず使えるので、映像を大画面で楽しむ、という本来の用途に加えて新たな楽しみが味わえます。
プリントものでは、トートバッグなどの布に直接プリントできるプリンターが目を引きました。これまで、布へのプリントは、専用の昇華転写用紙に反転した状態でプリントし、それを転写したい布に乗せたうえで熱と力を与えて転写する必要がありました。直接プリントならば、熱と力を与えて定着させるだけで済みます。
さらに、若者に流行っているという感熱紙を用いた自撮りプリントサービスも用意していました。このプリンター、実はレシート用のプリンターで、用紙コストが安いのがポイント。プリントされるのは、白黒のドットの密度で表現される粗い写真ですが、この表現がエモいと感じるそうです。
























