世界中で動作するスーパーコンピューターの性能を計測してランキングにまとめるTOP500は6月23日、ドイツで開催されたISC 2026会議にあわせてランキングを更新し、中国の最新システム「LineShine(霊晟)」が2.198エクサフロップ/秒を達成し、1位を獲得したと明らかにした。これまで1位だったEl Capitanが2位に後退している。
中国・深圳の国家スーパーコンピューティングセンター(NSCS)に設置された「LineShine(霊晟)」がTO500のHPL部門で1位に輝き、ローレンス・リバモア国立研究所で動作するEl Capitanを抜いたという内容。LineShineはカスタム中国製プロセッサと「LingKun」プラットフォームに基づいている独自色が大きな特徴で、AMDやNVIDIAのアクセラレーターを採用する大半のシステムとは大きく異なっている。合計1,379万コア、304コアのLX2プロセッサが1.55GHzで動作するというもので、インターコネクトにも独自のLingQiインターコネクトを採用。OSにもKylin OSが導入されている。HPLベンチマークでは、同システムの理論性能である2.736エクサフロップ/秒のほぼ8割に肉薄する2.198Exaflop/sを達成した。
ランキングではこのほかEl Capitan、Frontier、Auroraが1エクサフロップ/秒を超過しており、初めてアジア、北米、ヨーロッパの4リージョンでエクサスケールシステムが存在する状態になっている。
