スマホやタブレット、ワイヤレスイヤホン、モバイルバッテリーなど、USB Type-Cで充電する機器が増えるほど、ケーブルを持ち歩く機会も増えてきます。ただ、ケーブルはそのままバッグに入れると絡まりやすく、使いたいときにほどくのが地味に面倒です。
そこで今回試したのが、ニトリの「磁石でまとまるケーブル(C to C モカ)」。パッケージには「C to Cマグネット充電ケーブル」と記載されている製品で、購入価格は999円です。
USB Type-C同士を接続するC to Cケーブルで、USB PD 60W以下の充電に対応。さらに、ケーブル自体に磁石を内蔵しており、くるっと丸めるだけですっきりまとまるのが特徴です。店頭ではホワイト、モカ、ダークグレーの3色が並んでおり、今回は落ち着いた色合いでデスクにもなじみやすそうなモカを選びました。
- 商品名:「C to C マグネット充電ケーブル」(ニトリネットでの掲載名は「磁石でまとまるケーブル(C to C)」)
- 販売元:ニトリ
- 価格:999円
- カラー:ホワイト、モカ、ダークグレーの3色(今回購入したのはモカ)
- コネクタ形状:USB Type-C ー USB Type-C
ケーブルバンドなしで、自然にまとまる
このケーブルの便利なところは、別途ケーブルバンドを使わなくてもよい点です。一般的な充電ケーブルは、丸めてもすぐにほどけたり、バッグの中でほかの小物と絡まったりしがちですが、本製品はケーブル同士が磁石で吸着するため、輪の形にまとめやすくなっています。
使い方はシンプルで、ケーブルをくるくると丸めるだけ。磁力でケーブルの一部が自然にくっつき、持ち運びや収納時にバラけにくくなります。強力に固定するというより、ほどきたいときにはすぐほどける程度のまとまり方なので、日常使いでは扱いやすい印象です。
ちなみに、ケーブルが自動でスルスルと丸まるわけではなく、手で丸く束ねるとケーブル同士がくっついて、その形をキープしてくれる、という仕組みです。なお、磁石を内蔵しているとはいっても、被膜はシリコーン樹脂製。触り心地はサラサラとしていて、シリコーンにありがちなべたつきはなく、ホコリの付きやすさも感じません。ゴワゴワした硬さもありません。ケーブルの太さは実測で直径約4mmと細めで、取り回しもしやすい印象です。
1mの「C to Cケーブル」として普段使いしやすい
ケーブル長は約1m。スマホを充電しながら机の上で操作したり、モバイルバッテリーとスマホをつないだりするには扱いやすい長さです。長すぎて邪魔になる感じは少なく、短すぎて使いにくい場面もあまりなさそうです。
端子はUSB Type-C同士のC to Cタイプ。iPhone 15以降のiPhoneやAndroidスマートフォン、USB Type-C対応のタブレット、モバイルバッテリーなどと組み合わせやすい仕様です。USB PD 60W以下に対応しているため、対応する充電器と機器を組み合わせれば、スマホだけでなく一部のタブレットやノートPCの充電にも使えます。
実際に、最大100W出力に対応するUSB PD充電器と組み合わせて筆者のMacBook Pro 14インチを充電したところ、60Wの電源として認識していました(給電中のワット数は、Appleメニュー →「このMacについて」→「詳細情報」→「システムレポート」→「電源」の画面で確認できます)。
ただし、USB PDの高速充電を使うには、接続する機器とACアダプタの両方がUSB PDに対応している必要があります。また、最大60Wという数値は接続機器やACアダプタなどの電源側にも左右されるため、どの環境でも必ず60Wで充電できるわけではありません。
モカ色はデスクになじみやすい
今回選んだモカは、白や黒よりも少しやわらかい印象のカラーです。ガジェット用ケーブルは白か黒が多いので、モカのような中間色は意外と新鮮。木目のデスクやベージュ系の小物ともなじみやすく、出しっぱなしにしても主張しすぎないのが気に入りました。
ケーブルをまとめた状態でも見た目がすっきりしているため、デスクの上に置いておく常用ケーブルとしても使いやすいです。引き出しにしまうときも、ケーブルバンドを巻く手間がないぶん、片付けのハードルが少し下がります。
注意点は「マグネット端子」ではないこと
名前に「マグネット」とありますが、これは端子部分が磁石で着脱するタイプのケーブルではありません。磁石でまとまるのはケーブル部分で、充電端子は通常のUSB Type-Cです。端子を近づけるだけでカチッと接続できる、いわゆるマグネット式充電ケーブルを想像していると、そこは別物です。
また、パッケージにも記載があるように、スマホケースの素材や厚みによっては使用できない場合があります。特に、USB Type-C端子まわりが深くくり抜かれているケースや、開口部が狭いケースを使っている場合は、購入前に端子まわりの形状を確認しておくと安心です。
さらに、映像出力には対応していない点も要注意。スマホやタブレット、ノートPCと外部ディスプレイをつなぐ用途には使えないため、モニター出力用のUSB Type-Cケーブルを探している人は注意が必要です。
また、60Wを超える電流が流れる充電機器には使用しないよう注意書きがあります。高出力の充電器を使う場合は、接続する機器やケーブルの対応範囲を確認してから使いましょう。
持ち歩きにもデスク周りにも便利な1本
ニトリの「磁石でまとまるケーブル(C to C モカ)」は、ケーブル収納のわずらわしさを減らしてくれるUSB-Cケーブルです。充電性能だけを見ると、USB PD 60W対応のC to Cケーブルは珍しくありませんが、ケーブルバンドなしでまとまりやすい点は実用的。バッグの中やデスク周りでケーブルが散らかりがちな人には、かなり使いやすいアイテムだと思います。
999円という価格も試しやすく、見た目もシンプル。USB Type-C機器を複数使っているなら、自宅用、職場用、持ち歩き用として追加しておくのもよさそうです。




