iOSに付属の「メモ」は、アイデアの記録やメールの下書き、買い物リストなど多用途に活用できるアプリです。初期のiOSでは、テキストを書きつけておく程度のシンプルなものでしたが、iOS 18では手書き文字をもとに計算(筆算)する機能や、関数のグラフを描く機能が追加されるなど、多機能化が進んでいます。

「マークダウンとして書き出す」は、開いているメモの内容をマークダウン(Markdown)形式で出力する機能です。共有メニューを開くとボタンが現れ、タップするとメモの内容をマークダウン形式に変換、メールへの添付やAirDropなど、指定した方法で出力します。

書き出しを実行すると、見出し行は「#」、箇条書き行は「-」、太字部分は「*」に変換されたファイル(拡張子「.md」)が出力されます。そのファイルをマークダウンの読み込みに対応したアプリで開けば、メモアプリでの構造を維持したまま各種資料作成に役立てることができるのです。

なんだかピンとこない...という場合は、WEBブラウザ上で動作するマークダウン対応テキストエディタ「StackEdit」を利用してみましょう。出力したマークダウンファイルを開けば、メモアプリで表示したときと同様の見出し行のフォントサイズ、箇条書き構造を維持したまま、開くことができるはずです。

マークダウン出力をうまく使えば、メモアプリで作成した構造化文書からプレゼン資料を作成したり、HTMLに書き出したりできますが、iOS 26の時点では画像や表の変換は限定的な対応となっています。チェックリストのようなメモアプリ独自機能で作成した部分も、単なるテキストとして出力されます。見出しと箇条書き、太字で構成されるメモを素材として使いたいときに活用してみては?

  • メモをマークダウン形式で書き出すと、構造化文書を他のアプリで活用できます(左側がマークダウンファイル、右側がその内容のプレビュー領域)

    メモをマークダウン形式で書き出すと、構造化文書を他のアプリで活用できます(左側がマークダウンファイル、右側がその内容のプレビュー領域)