◆F1 24(グラフ32~38)

F1 24
EA Sports
https://www.ea.com/ja-jp/games/f1/f1-24

  • グラフ32

  • グラフ33

  • グラフ34

  • グラフ35

  • グラフ36

  • グラフ37

  • グラフ38

設定は基本的にはこちらで説明した通りであるが、Graphics PresetをHighにするとGeForce系では自動的にNvidia ReflexがOnになってしまう。そこでこれを明示的にOffにしたので、PresetはCustom扱いになってしまった(Radeon系は無条件でOffになる)。あとAnisotropic Filteringは16xとしている。

さて、Ray Tracingがデフォルトで有効になるF1 24であるが、結果(グラフ32~34)を見るとRadeon RX 9070 XTは結構高い数値になっている。Radeon RX 7900 XTとの差はそう大きくは無い(10fps程度)だが、確実に向上している。一方Radeon RX 9070はGeForce RTX 4070 Ti Superに微妙に及ばない程度であり、Radeon RX 7800 XTとの差は明白である。

フレームレート変動(グラフ35~38)からもこの傾向は読み取れる。まぁ他のゲームに比べると、相対的に負荷が低いゲームという事もあるのだろうが、今回試した6つのGPUの何れも4Kで十分Playableな範疇であり、描画オプションをHighからUltra Highまで上げてもRadeon RX 7900 XTなら十分4Kで楽しめそうだ。

◆Far Cry 6(グラフ39~45)

Far Cry 6
Ubisoft Entertainment
https://www.ubisoft.com/ja-jp/game/far-cry/far-cry-6

  • グラフ39

  • グラフ40

  • グラフ41

  • グラフ42

  • グラフ43

  • グラフ44

  • グラフ45

結果(グラフ39~41)を見ると、特に2Kでは明らかにCPUがボトルネックになっている感は否めない。ただそれでもそのボトルネックにおけるフレームレートでRadeon RX 9070 XTは他を圧倒しているのも事実で、Radeon RX 7900 XTから40fps近い上乗せを得ている。またRadeon RX 9070は、そのRadeon RX 7900 XTと同等のフレームレートを実現しているのは流石である。フレームレート変動(グラフ42~45)からもこれは明らかで、勿論今回描画オプションはHighだしDXR ReflectionとかDXR ShadowはOffにしているから、こうしたものを有効にするとフレームレートは落ちるとは思うが、FSR/DLSSを併用すればフルオプションで4Kをプレイしても十分な性能が確保できるであろう結果、として良いかと思う。

◆Forspoken(グラフ46~52)

ForSpoken
Square Enix
https://www.jp.square-enix.com/forspoken/

  • グラフ46

  • グラフ47

  • グラフ48

  • グラフ49

  • グラフ50

  • グラフ51

  • グラフ52

2.5Kだけ何故か性能が下がるForspokenだが、今回もその傾向は健在である(グラフ46~48)。それはともかくとして、結果を見ると見事に3グループに分離している。つまり

  • Radeon RX 9070 XT
  • Radeon RX 7900 XT/Radeon RX 9070/GeForce RTX 4070 Ti Super
  • Radeon RX 7800 XT/GeForce RTX 4070

である。Radeon RX 9070 XTは第2グループ(Radeon RX 7900 XT/Radeon RX 9070/GeForce RTX 4070 Ti Super)に比べて常に10fps程度の上乗せを実現しており、これは最大/最小フレームレートの結果も同じである。フレームレート変動(グラフ49~52)もやはりこれを忠実に再現した格好になっており、特にRadeon RX 9070 XTは4Kでもまだゆとりがある。今回は描画オプションをHighで比較したが、もう一段上にしても良かったかもしれない。

◆Hitman 3(グラフ53~59)

Hitman 3
IO Interactive A/S
https://www.epicgames.com/store/ja/product/hitman-3/home

  • グラフ53

  • グラフ54

  • グラフ55

  • グラフ56

  • グラフ57

  • グラフ58

  • グラフ59

結果(グラフ53~55)を見ると、こちらも2K~2.5KあたりではちょっとCPUがボトルネックになっている感がある。Ryzen 7 9800X3Dを持ってくればもう少し傾向が変わったかもしれない。それはともかく、Hitman 3ではRadeon RX 9070 XTはRadeon RX 7900 XTに微妙に追いつかない程度の性能となっている。いや概ね同じといえば同じで、言うほどの差ではないので同等としても良い程度ではあるのだろうが。そしてRadeon RX 9700はGeForce RTX 4070 Ti Superとほぼ同程度という結果になっている。

フレームレート変動(グラフ55~59)で言うと、2Kとか2.5Kはちょっと変動が激しすぎて個別の傾向が読みにくい。比較的すっきりしている4Kで言えば、フレームレートは

Radeon RX 7900 XT≧Radeon RX 9070 XT
Radeon RX 9700≧GeForce RTX 4070 Ti Super

といった感じになっており、フレームレート的にも何れも4Kで十分楽しめる数値になっている。必ずしもRadeon RX 9070 XTが最高速という訳ではなく、Radeon RX 7900 XTと同等というケースもあるという実例ではあるが、割と面白い結果になったと思う。