◆Avatar Frontiers of Pandora(グラフ4~10)
Avatar Frontiers of Pandora
Ubisoft
https://www.ubisoft.com/ja-jp/game/avatar/frontiers-of-pandora
まず結果(グラフ4~6)GeForce系に厳しい結果になったのがAFOP。Radeon RX 9070 XTは全解像度でRadeon RX 7090 XTを上回るフレームレートを出しているし、Radeon RX 9070もかなり良い結果を残している。GeForce RTX 4070 Ti Superも2Kでは健闘しているが、2.5K以上で急速にフレームレートを落としている。
フレームレート変動(グラフ7~10)を見ても、Radeon RX 9070 XT/Radeon RX 9070はかなり安定している。そもそも最小フレームレート(グラフ6)で見ても、4Kですら最小フレームレートが60fpsを上回っているから、普通に4Kでのプレイが可能である。GeForce RTX 4070は当然として、GeForce RTX 4070 Ti Superですら4Kでこのフレームレートだとちょっと厳しい。DLSSの利用を前提にしないと快適とは言えないだろうからだ。
◆Borderlands 3(グラフ11~17)
Borderlands 3
2K Games
https://borderlands.com/ja-JP/
意外にRadeon RX 9070系が振るわないのがこちらのBorderlands 3。結果(Photo11~13)を見ると、Radeon RX 9070 XTはRadeon RX 7900 XTに及ばない(それも結構明確な差がついている)のが判る。平均フレームレートだけでなく最大/最小フレームレートでもこれは明確である。あるいはBorderlands 3のShader最適化がまだRDNA 4をうまく扱えていないということだろうか? ただRadeon RX 9070がGeForce RTX 4070 Ti Superとほぼ同等の結果だから、それなりに性能の上乗せがある事は間違いなさそうなのだが。
フレームレート変動をみても、Radeon RX 7900 XTとRadeon RX 9070 XT、それとGeForce RTX 4070 Ti Super&Radeon RX 9070が明確にグラフが分離しており、4Kまでこの傾向が明確になっているあたり、現時点での性能の差は明確である。
それはともかく、Radeon RX 9070ですら4Kで80fps以上の性能をコンスタントに発揮しており、4Kが十分プレイできる事そのものは間違いないと言える。
◆Company of Heroes 3(グラフ18~24)
Company of Heroes 3
Relic Entertainment
https://www.companyofheroes.com
Borderlands 3よりさらに性能が振るわないのがこのCompany of Heroes 3。今回行った12のゲームタイトルで一番性能が低かったのがこちらだ。結果(グラフ18~20)で明白なように、平均/最大/最小フレームレートのいずれでも、Radeon RX 9070 XTはどうにかGeForce RTX 4070と同等。Radeon RX 9070はそれをさらに下回る。幸いにもその一番低いRadeon RX 9070の最小フレームレートを見ても、4Kでちょっとだけ60fpsを下回る程度だから、FSRを組み合わせれば4K Playableであるとは言えるとは思うが、Game EngineがRDNA4をうまく扱えていない感じがする。あるいは後でアップデートとかあって性能が向上しそうな気もするが、あくまでも現時点での性能はそんな訳で芳しくない。
フレームレート変動(グラフ21~24)を見てもこれは明らかで、Radeon RX 7800 XTにすら及ばないのはちょっと不思議である。まぁ新製品だとたまにこう言う事もある、という良い例になった(後でもう一回こうした事態をご紹介する)。
◆Cyberpunk 2077(グラフ25~31)
Cyberpunk 2077
CD PROJEKT RED
https://www.cyberpunk.net/us/ja/
逆にRadeon RX 9070シリーズの面目躍如となったのがCyberpunk 2077。結果(グラフ25~27)で判るように、最高速はRadeon RX 9070 XT。2Kで言えはこれにRadeon RX 7900 XTが続くが、Radeon RX 9070も僅差であり、解像度があがるとほぼRadeon RX 7900 XTなみのフレームレートを達成している。GeForce RTX 4070 Ti Superも2Kでは健闘しているが、それ以上の解像度では及ばない結果になっている。この傾向は最大/最小フレームレートでも再現しており、もう純粋に描画性能の差となっている。
フレームレート変動(グラフ28~31)からもこれは明らかで、4Kの場合でもRadeon RX 9070は60fpsを常にキープ、時々50fps台まで落ちるGeForce RTX 4070 Ti Superを上回る性能を発揮しており、十分Playableの範疇である。Radeon RX 9070ですらこれだから、Radeon RX 9070は殆どのシーンで70fpsを超える性能を発揮しており、平均80fps近い。性能の高さが示されたとしてよいと思う。