iPhoneに標準装備の「メモ」は、ちょっとしたことを書き留めておくときに便利な定番アプリ。項目をタップして「レ」を付け外しできるチェックリスト形式は、買い物リストやToDoリストに重宝します。利用頻度が高いアプリなだけに、ロック画面からスピーディーに起動できればうれいしいですよね。

しかし、用途が自由で重要な個人情報が記載される可能性もあるだけに、メモアプリは厳重に保護されています。そもそもiPhone上のアプリはロック画面の生体認証(Face ID/Touch ID)により守られていますが、メモアプリ上のメモにはパスワードを設け二重で保護することが可能です。それだけに、作成済メモはロック画面からノーチェックで開くことはできません。

iOS 16以降、iPhoneではロック画面にウィジェットを配置できるようにありましたが、上述の理由からかメモアプリのウィジェットは用意されていません。ロック解除なしに作成済のメモを開く手段は用意されていないため、いちど生体認証などでロック解除しメモアプリを起動してから開くことになります。

ただし、ロック画面の左下/右下端に配されたボタン -- 初期設定ではフラッシュライトとカメラ --を利用すれば、クイックメモ(新規メモ作成画面)を開くことは可能です。この2つのボタンには、コントロールセンターで利用できるものと同じボタンを配置することができ、メモアプリではクイックメモのみ利用が許されています。

  • ロック画面から生体認証なしに起動できる「メモ」は、コントロールセンターと同様クイックメモに限定されます