接続しているWi-Fiアクセスポイントの情報画面を開くと現れる「自動接続」スイッチ。接続経験があるWi-Fiアクセスポイントを検出すると自動的に接続する機能をオン/オフするためのスイッチですが、実際のところどのような影響があるかピンとこないかも...具体例を挙げつつ、その働きを説明してみましょう。

このスイッチのメリットは、「よく使うWi-Fiアクセスポイントに自動接続できる」点にあります。たとえば、自宅のWi-Fiアクセスポイントを自動接続に設定すれば、帰宅してから接続作業なしにネットワークをWi-Fiに切り替えられます。

自動接続をオフにしていると、自宅でもモバイル回線のまま使い続けることになるため、通信費節約の観点からもメリット大です。通信状況が瞬間的に悪化するなど何かの拍子にWi-Fi接続が途切れてしまうと、いつの間にかモバイル回線で通信していた、という事態が発生します。会社や学校など毎日のように訪れる場所のWi-Fiアクセスポイントは、自動接続をオンにしておいたほうがいいでしょう。

ただし、利用頻度が高いWi-Fiアクセスポイントのすべてで自動接続オンにするのは考えものです。たとえば、回線の混雑が原因で速度低下しがちなWi-Fiアクセスポイントは、モバイル回線のまま利用したほうがストレスを感じないはずです。

なお、自動接続オンのWi-Fiアクセスポイントが複数ある場所では、「よく利用する」ものが優先されます。iPhoneはユーザの操作内容をもとにWi-Fiアクセスポイントをスコア付けしており、その高低で自動接続先を決めるのです。手動で切り替えた接続先はスコアが増えるため、次回以降自動接続される可能性が高くなりますよ。

  • Wi-Fiの「自動接続」はオンとオフどちらにすべき?