2024年9月26日から開催中の「東京ゲームショウ2024(TGS2024)」にて「日本ゲーム大賞 2024(Japan Game Awards2024)」が発表された。

  • 日本ゲーム大賞

部門は、トップクリエイターがプロの視点で「創造性」や「斬新性」を基準に評価し、最も優れた作品を1つ選出する「ゲームデザイナーズ大賞」、ゲーム産業の発展に寄与された「人物」や「団体」を対象とする「経済産業大臣賞」のほか、「年間作品部門」として、「ブレイクスルー賞」「ムーブメント賞」「特別賞」「ベストセールス賞」「優秀賞」「大賞」。 「年間作品部門」は、2023年4月1日から2024年3月31日の間にリリースされた作品を対象に、一般投票を募集。選考委員会による審議を経て、受賞作品を選考した。

  • 日本ゲーム大賞

それぞれの結果は、以下の通り。

【ゲームデザイナーズ大賞】
『Viewfinder』

ゲームデザイナーズ大賞審査員長の桜井政博氏(ソラ 代表)コメント
今回ゲームデザイナーズ大賞に選ばれた「Viewfinder」は、昨年度の選考にも名前が挙がっていましたが、アーリーアクセス期間だったので見送りになっていました。
昨年度とは関係なく今年度改めて審査したのですが、審査員から多くの票を得て授賞となりました。
本作は、平面の写真を立体投影して進むパズルゲームです。
絵だと思っていたものが立体になり、逆に立体が絵になり、トリックアートを実際に歩くようなシステムは、わかりやすくも唯一無二のアイデアでした。
難易度はそんなに高くはないので、機会があればぜひ楽しんでいただければと思います。

【経済産業大臣賞】
「プレイステーション」

本来ゲーム産業の発展に寄与された「人物」や「団体」を対象とする賞だが、ゲーム文化の礎を作られたプレイステーションの不朽の貢献を鑑み、また、プレイステーションに携わった全ての人に敬意を表し、今年の「経済産業大臣賞」に選出したという。

受賞理由
1994年に発売され、今年12月に30周年を迎える初代プレイステーション。
メディアに CD-ROM を採用し高騰するソフトの価格を下げ、さらにはレコードショップやコンビニなどの新たな販路を活用することで、ゲームファンの層を広げるとともに、さまざまなゲームメーカーやタイトルの参入により一世を風靡。ゲーム市場に大きな変化をもたらしました。
テクスチャーマッピングによる3Dグラフィックを実現した次世代高性能ビデオゲーム機として、開発者の表現の可能性を広げるとともに、新たなゲーム体験をファンに届け、据え置き型としては初めて世界累計出荷台数が1億台を超える一大ベストセラーになるなど、日本のゲーム産業の発展に貢献。また、現行のプレイステーション5に至るまで30年の長きにわたり産業をけん引されてきた点も評価され、経済産業大臣賞の授賞となりました。

【ブレイクスルー賞】
『8番出口』

【ムーブメント賞】
『スイカゲーム』

【特別賞】
『ストリートファイター6』

【ベストセールス賞】
『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』

【優秀賞】
『ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON』
『スーパーマリオブラザーズ ワンダー』
『ストリートファイター6』
『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム 任』
『ドラゴンズドグマ 2』
『ファイナルファンタジーXVI』
『ファイナルファンタジーVII リバース』
『ペルソナ3 リロード』
『ユニコーンオーバーロード』
『龍が如く8』
『龍が如く7外伝 名を消した男』

【大賞】
『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』

「日本ゲーム大賞」に選ばれたのは、『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』。一新された主人公リンクの能力で、空から地底までシームレスに続く世界を舞台に、『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』から探索、冒険の自由度が格段にアップした。さらには、時間と共に変化する風景、そして仲間との再会、共闘などのドラマ。一般投票では、幅広い世代の多くのユーザーから熱狂的な支持が寄せられ、本年度の年間作品部門の大賞に輝いた。2023年5月12日の発売以来、今年6月末までに全世界累計販売本数は2080万本、国内累計販売数は375万本を記録している。

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