モトローラは6月25日(米国東部時間)、折りたたみスマートフォン「motorola razr 50」「motorola razr 50 ultra」を発表した。日本での発売予定については現時点では案内されていない。

いずれも縦型、フリップスタイルの折りたたみスマートフォン。先代のrazr 40シリーズでは上位機種のultraのみに大型サブディスプレイが搭載されていたが、今回は普及版のrazr 50にも拡大し、独自のユーザビリティを実現するための目玉機能とする。

  • motorola razr 50 ultra

    motorola razr 50 ultra

razr 50 ultraは4.0インチ、razr 50は3.6インチのサブディスプレイを備え、ソフトウェアの機能も強化。折りたたんだ状態でもGoogle フォトや「Gemini」アプリにアクセスでき、SpotifyやBose製イヤホン/ヘッドホンのための専用コントロールパネルも用意される。メインディスプレイはいずれも6.9インチでサイズは共通だが、リフレッシュレートなどの仕様が異なる。

razr 50 ultraはQualcomm Snapdragon 8s Gen 3を搭載し、razr 50はMediaTek Dimensity 7300Xを搭載する。Dimensity 7300Xは5月末に発表されたばかりの新SoCで、MediaTekによれば複数のディスプレイを備える折りたたみスマートフォンのために調整されているという。

このほか、IPX8相当に強化された防水性能や、片手でも開閉しやすいように改良されたヒンジも特長として挙げられる。

  • motorola razr 50

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外装にはヴィーガンレザー(合成皮革・人工皮革)を採用し、色鮮やかな多数のカラーバリエーションを展開する。市場により実際に発売されるカラーは異なる可能性もあるが、グローバル発表の時点では、razr 50 ultraはミッドナイトブルー/スプリンググリーン/ピーチファズ/ホットピンクの4色、razr 50はピーチサンド/コアラグレー/スプリッツオレンジの3色が揃う。

razr 50 ultraのカラーのうち、ピーチファズは「パントン・カラー・オブ・ザ・イヤー2024」であり、ヒンジ部分にPANTONEのロゴが入る。また、ホットピンクはフィーチャーフォン時代のRAZRシリーズで使われた特徴的なカラーを復活させたものだ。