Google Cloudは12月7日(現地時間)、同社が独自に開発するAI向けチップの新モデルとして「TPU v5p」を発表した。SalesforceやLightricksがアーリーアダプターとしてすでに利用しているほか、Google独自のAIモデル「Gemini」の開発にも供されたという。

  • Google「TPU v5p」発表 - 前世代比2.8倍高速なLLM性能、Geminiの訓練にも利用

世代としてはTPU v4、現行モデルとしてはTPU v5eの後継にあたるAIワークロード用の半導体製品。動作効率を大幅に重視したTPU v5eよりも性能を重視した点が大きな特徴で、ポッドあたりのチップ数もかなり増大。HBMメモリを組み合わせており、TPU v4比で2.8倍も高速なLLMトレーニング性能を実現したという。

  • 構成の違い

  • 速度はv5pが上回るが、効率ではv5eが上回る