ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は、PlayStation 5(PS5)用 Access コントローラーの開発過程をや製品梱包などについて紹介した。

「Access コントローラー」は、PS5用のアクセシビリティコントローラーキット。交換可能なボタンやアナログスティックのキャップを多数同梱しており、プレイヤーは力の強さ、可動範囲、身体的なニーズに合わせて自由にレイアウトを変更できる。

方向は360度回転させて調整可能。AMPSマウントや三脚にも簡単に固定できるほか、コントローラーからアナログスティックまでの間隔も、プレイヤーの好みに合わせて調整できる。

開発期間は5年。アクセシビリティの専門家やコミュニティーのプレイテスターと対話を重ねながら、何種類ものデザインコンセプトとプロトタイプを経て、デザインを進化させてきたという。

優れたアクセシビリティ体験は、箱を開ける瞬間から始まる。Access コントローラーの箱は、片手で開封できるように、外箱には左右のどちらからでも引っ張ることができる、輪の形状をした持ち手を搭載。箱の内部にも、同様に輪の形をした持ち手が複数備わっており、コントローラーを簡単に取り出すことができる構造を採用した。

箱の内部は複数のスロットに分かれており、ボタンキャップ19個とスティックキャップ3個を含む、さまざまなパーツを識別し、簡単に取り出し可能。ひとつの層で整理して補完できるようになっている。

Access コントローラーには、業界標準の3.5mm拡張端子4個を通じて、そのほかのサードパーティー製ボタンやトリガースイッチなど、互換性のある周辺機器を接続することが可能。LogitechがSIEおよびアクセシビリティコミュニティーと協力して開発した公式のアクセサリーキットとして、Access コントローラー用「Logitech G Adaptive Gaming Kit」(別売り)の展開も予定する。日本での販売価格を含めた発売情報は未定だ。

キットには、接続するだけで使える8個のボタンとトリガー(ゲーミンググレードのメカニカルスイッチを採用した小さなボタン2個と大きなボタン2個、軽いタッチのボタン2個、可変トリガーコントロール2個)、ボタンやトリガーを自由にレイアウトできる、面ファスナー式の頑丈なゲーミングマット、ボタンやトリガーをアームレストなどに固定できるマジックテープ、ボタンやトリガーに簡単に印を付けることができる、PS5の各種ボタンのマークをあしらったカスタマイズ用スティックオンラベルが同梱する。

  • Access コントローラー用 Logitech G Adaptive Gaming Kit

Access コントローラー デザインストーリー | PlayStation 5