米Appleは7月12日 (現地時間)、WWDC 2023で発表した「iOS 17」と「iPadOS 17」のパブリックベータ版の提供を開始した。有効なApple IDを持っていてApple Beta Software Programの規約に同意して登録すれば、動作対象機種を持つユーザーは誰でも試用できる。iOS 17とiPadOS 17は秋に正式版がリリースされる予定だ。
パブリックベータ版の導入のステップは以下の通り。
- Apple Beta Software ProgramのページでApple IDを使ってサインイン
- インストールするデバイスのバックアップを作成
- iOS 16.4/iPadOS 16.4以降のデバイスでは、「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」→「ベータアップデート」と進み、インストールしたいiOSまたはiPadOSのベータを選択。iOS 16.3/iPadOS 16.3以前のデバイスでは、インストールするデバイスでbeta.apple.com/profileにアクセスして構成プロファイルをダウンロード。完了すると通知が届くので、設定を開きプロファイルをタップして画面の指示に従う。
- 「設定」の[一般]→[ソフトウエアアップデート]でパブリックベータ版のダウンロードとインストール
iOS 17に対応するデバイスはiPhone XSシリーズ/iPhone XR以降。iPadOS 17に対応するiPadは、12.9インチiPad Pro(第2世代以降)、10.5インチiPad Pro、11インチiPad Pro(第1世代以降)、iPad Air(第3世代以降)、iPad(第6世代以降)、iPad mini(第5世代以降)。
Apple Beta Software Programは、プレリリースソフトウエアの試用を通じてフィードバックを収集し、開発中のソフトウェアの問題の特定と修正、品質向上に役立てるプログラムだ。エラーや不具合が発生したり正しく機能しない可能性があるため、インストール前にバックアップを作成し、メインデバイスへのインストールを避けることを勧めている。
また、Apple Beta Softwareプログラムで使用するパブリックベータ・ソフトウェアは機密情報であり、スクリーンショットの公開や投稿、パブリック・ベータ・ソフトウェアに関する情報の公開、Apple Beta Software Program参加者以外とのパブリックベータ版の情報の共有などは禁止されている (Appleが公開した技術情報は機密扱いから除外)。