マイナビニュースでも既報のとおり、7月27日よりNTTドコモ/KDDI/ソフトバンクのキャリアショップでマイナンバーカードの申請をサポートするサービスがスタートしました。各社からのニュースリリースでは来店して10分程度で申請受付番号が発行されるということでしたが、実際の手続きはどういったものになるのか、店舗でお話を聞きました。

今回取材したのは、東京・丸の内にあるドコモショップ丸の内店。店舗にうかがったのはサービス開始当日である7月27日の14時30分。残念ながら、この時点までに同店でマイナンバーカードの申請を希望されたお客様はいなかったそうですが、他店舗では別の用件で来店されたお客様にマイナンバーカードの申請が可能である旨をご案内したところ、申請をすることになった事例があったそうです。

  • ドコモショップ丸の内店
  • 店頭ポスター
  • ドコモショップ丸の内店。店頭にもマイナンバーカード申請を勧めるポスターが貼られています

さっそく、NTTドコモの担当の方にお客様役をしていただき、実際にお客様が来店されてマイナンバーカードの申請を行う際の手続きの流れを見せてもらいました。

  • 窓口

    マイナンバーカード申請の流れを見せてもらいます

マイナンバーカードの申請をキャリアショップで行う場合、とくに持ち物は必要ありません。Webサイトでマイナンバーカードを申請する際に必要となるQRコード付き交付申請書も不要です(ただし、QRコード付き交付申請書があったほうが発行は早くなるとのこと)。また、お持ちのスマホのキャリアとは別のキャリアのショップに行ってもOK。さらにいえば、スマホや携帯電話をもっていなくても、ショップの端末を使って手続きをすることができるそうです。

最初に行ったのは、証明写真アプリのダウンロードとインストール。申請にあたっては証明写真アプリで写真を撮るのが必須というわけではないのですが、背景が無地の写真でないために不適切と判定されてしまうことが多いため、無地背景の写真を簡単に撮れる証明写真アプリを使うようにご案内しているのだそうです。写真の撮影自体は、ショップのスタッフが行ってくれます。

  • 写真の制約

    マイナンバーカードの写真にはさまざまな制約があります

  • 証明写真アプリ

    適切な写真を撮るため、証明写真アプリをインストール

  • 写真撮影

    撮影はスタッフの方が行ってくれます

  • 無地の背景を適用

    背景を無地に変更して準備完了

顔写真が準備できたら、申請専用のサイトで名前/住所/性別を入力し、顔写真を登録。このあたりは一般的な入力フォームと変わるところはありません。最後に入力した情報を確認して登録を行えば、申請受付番号が発行されて申請終了となります。もしショップの端末を借りて登録を行っていた場合は、ここで顔写真などのデータの消去を行います。

  • 申請サイトにアクセス

    店舗に用意されているQRコードを読み込んで申請サイトにアクセス

  • 手ぶら申請

    「手ぶら申請」を選べるのがキャリアショップでの申請のメリット

  • 個人情報入力

    氏名や郵便番号、住所を入力していきます

  • 写真の指定

    先ほど撮った写真を指定

  • 申請情報確認

    ひととおり入力を終えたら、入力内容を確認。ここでどの自治体に申請が送られるかを確認できます

  • 最終登録画面

    最後に「登録」をタップすれば申請完了。次の画面で、申請受付番号が発行されます

窓口についてから、最後の画面にたどり着くまでにかかった時間は約10分。各社からのニュースリリースで所要時間は10分程度とされていましたが、実際にかかった時間もそのとおりでした。途中でとくに考えたり迷ったりするようなところもなく、多くの方にとっては簡単な手続きといえそうです。

なお、通常であれば空いた時間にふらりと来店して申請をすることもできるそうですが、現在ドコモショップ丸の内店では感染症対策として来店予約をしたうえでの来店をお願いしているそうです。予約時には来店目的を選択するステップがあるのですが、今後は「マイナンバーカード申請」といった明示的な項目を選べるようにする予定があるとのこと。現時点では「その他」の項目を選んで予約すればいいそうです。

  • 来店目的の選択画面

    来店予約時の来店目的を選択する画面。現時点では「その他」を選べばOK

キャリアショップで申請を行うと、約1カ月で自治体から交付通知書(ハガキ)が届きます。通知書が届いたら、指定された窓口へそれを持参すれば、無事マイナンバーカードを受け取れるというわけです。

申請から通知書が届くまでなぜ1カ月かかるのかというと、この間に、申請書が自治体へ送られ、そして自治体側でその内容を精査するため。申請者がマイナンバーカードを未発行であるか、情報が正しいか、当該自治体に住所があるかといったチェックが行われます。先ほど、QRコード付き交付申請書はなくてもいいが、あればカードの発行が早くなる……といったのは、このチェックに要する時間を短縮できるというのが理由なのでした。

申請後になかなか通知書が届かない場合、まず申請書の自治体への送付が行われたかをWebサイトで確認できます。このとき、申請時に発行される申請受付番号が必要となりますので、申請後に受付番号を記入して渡されるチラシは、きちんととっておきましょう。申請書の発送が行われていた場合、キャリアショップからそれ以上は追跡ができなくなる仕組みのため、問い合わせなどは自治体に対して行う必要があるそうです。

  • チラシ裏面

    申請後に渡されるチラシ(裏面)。最下段に申請受付番号を記入する欄があり、ここに番号が記入された状態で渡されるはず

店舗スタッフの方に聞いたところ、キャリアショップでマイナンバーカード申請をサポートするという今回の取り組みの話を聞いたのは直近になってからだったとのこと。トレーニングは、30分ほどの動画の視聴と15分ほどのミーティングがあったそうで、「ふだん行っているスマホについての質問への対応やスマホ教室で操作を教えることの延長と考えれば、それほど特別ということもないです」と話してくれました。

今回取材したのはドコモショップでしたが、今回の取り組みを担当されている営業本部 チャネルビジネス部 チャネル営業室 営業企画担当主査の中嶋大洋さんのお話では、「基本的に他のキャリアショップでも大きな違いはないはず」とのこと。現在実施されているマイナポイント第2弾のキャンペーンの対象となるには、9月末までにマイナンバーカードの申請が必要です。先述のとおり、どのキャリアのキャリアショップでもOK(ただし、今回の取り組みに参加していない楽天モバイルのショップはのぞく)、手ぶらでもOKですので、もしマイナンバーカードをまだ発行していないという方がいらっしゃったら、ちょっと時間が空きそうなときにでもキャリアショップで申請を行ってみてはいかがでしょうか。

  • ソフトバンクショップ店舗
  • ソフトバンクショップ窓口
  • 今回の取り組みはキャリア3社+全国携帯電話販売代理店協会の共同事業であり、他のキャリアでも同様の流れで申請が行えます。こちらはソフトバンクのショップ店頭の様子。ポスターも共通です