また併せてOEGのブースでは、アウトガスである低分子シロキサンの耐久試験サービスについても展示された。

  • 今回展示された低分子シロキサン耐久試験用打鍵試験治具

    今回展示された低分子シロキサン耐久試験用打鍵試験治具

低分子シロキサンは樹脂などの材料の接触によって発生するアウトガスで、スイッチングの回数が多い機械のリレー接点部分などに二酸化ケイ素(SiO2)として堆積することで、通電を妨げ接点障害を起こすという。

OEGは低分子シロキサンに関するソリューションとして、接点障害原因の解析や暴露試験、試験治具を作成して行う動作試験などを提供している。

動作試験では、カーナビやパワーウィンドウなどの動作環境を製品に合わせて治具として構築し、その検査や評価を行う。それぞれメーカーが求める規格に合わせた動作環境を構築することも可能だという。また近年自動車業界でも高まりを見せる大電力機器へのニーズに対応するため、800V機器の試験環境も構築可能だとした。

前出のブース担当者は、「我々のサービスはまだまだ広がる余地がある。また車載機器メーカーなどのお客様から受けた要望が新たなサービスにつながることが多いので、今回展示しているサービスを多くの方々に知ってもらいたい」と語った。