スケジュール管理はもっぱら「カレンダー」で、というiPhoneユーザは多いはず。予定時刻の少し前に通知してくれるだけでなく、目的地を登録しておけば移動時間を考慮した出発時刻を教えてくれるし、会議などのイベントの出席管理機能まで備えています。プライベートでもビジネスでも頼れるアプリなのです。

このカレンダーアプリは、複数人/グループで活用することも可能です。作成した(スケジュール単位としての)カレンダーをクラウド経由でアクセスできるようにすれば、自分の活動計画をほかのメンバーにいつでも見てもらえるし、ほかのメンバーの活動計画も自由に参照できるというわけです。

しかし、カレンダーの情報画面を見てみると、「共有」と「公開」という2種類の形式があることに気付くはず。どちらも情報としてのカレンダーを見せ合うにしても、どう違うのか気になりますよね。

カレンダーの「共有」とは、アクセスを許可したメンバー(Apple IDでサインインかつiCloudを利用できるユーザ)にかぎり、指定したカレンダーの閲覧/編集を許可する機能です。限られたユーザしか利用できないものの、カレンダーとしてのフル機能(ただし編集権限は制限可能)を利用できる「プライベート共有」です。

いっぽうの「公開」は、カレンダーに対し割り当てられるURLさえ知っていれば閲覧自由なカレンダーです。誰に対しアクセスを許可するかという概念がなく、iCloudのユーザでなくても閲覧できる代わりに、情報/イベントの書き込みはできません。前者との対比でいえば、こちらは「パブリック共有」といえるでしょう。

似て非なるカレンダーの「共有」と「公開」、うまく使い分ければスケジュール管理の幅が広がります。会社の同僚や同じ趣味のグループのスケジュール管理に活用してみては?

  • カレンダーの「共有」と「公開」の違いとは