NTTドコモ モバイル社会研究所は3月16日、食事中のスマートフォンの利用に関する調査レポートを発表した。

全国15~79歳男女のスマートフォン所有者を対象とした調査結果によれば、サイト閲覧、メール、通話など何らかの形で食事中にスマートフォンを利用している人は全体の約4割。

  • 食事中のスマホ利用率

    食事中のスマホ利用率

年代による差が大きく、10代~30代は約6割が食事中にスマートフォンを利用している。また、性別で見ると男性のほうが利用率が高い傾向があり、男性は47.9%、女性は41.8%だった。

あわせて、レストランなどの公共の場で「他人が食事中にスマホを利用していたら気になるか」も調査した。気になる人の割合は男性より女性、若年層より中高年層が高く、おおむね反比例した結果となっている。

なお、20代・30代女性など「食事中にスマホを使う人」「他人が食事中にスマホを使っていたら気になる人」の両方の設問で半数を超えている属性もあり、利用するとしても人前ではやらないという人も少なからず含まれていると考えられる。

  • 他人の食事中のスマホ利用が気になるか

    他人の食事中のスマホ利用が気になるか

今回の調査レポートは、2021年1月に実施した「2021年一般向けモバイル動向調査」に基づく。日本全国の15~79歳男女を対象としたWeb調査で、8,837件の有効回答を得た。性別・年齢・都道府県の各セグメントで実際の人口分布にあわせて割り付けたデータとなっている。